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平成18年度前期授業アンケートの結果とその活用について

工学部FD委員会

平成18年12月6日

平成18年度前期授業アンケートの結果とその活用について

工学部FD委員会では前期授業に関して授業アンケートを実施しました。9月末にアンケートデータの結果がでましたので,その結果の一部を公表します。工学部では学生が授業内容の理解を深め,教育の質の充実を図る試みを継続して行っているところです。平成18年度前期授業アンケート結果と,平成17年度の授業アンケート結果を比較して示してあります。

授業アンケートでは15項目について質問しました。各質問の内容は5つの回答(評価)に分けて行いました。その質問項目4,5,7,10,14,15は以下のようなものでした。

この質問について各学科の回答結果を纏めてみると,以下のような結果になります。これは学科で開講された全講義科目の平均値で示してあります。

(1)授業は理解度できたかと(項目4)質問に対する結果を示しています。 平成17年度前期と平成18年度前期の結果を示しています。学科によって若干の相違は見られますが,平成17年度と比べて,授業の理解が深まったと答えた学科が減少していることが分かります。

(2)使用した教科書や教材は授業の理解に役立ったか(項目5)との質問に対する回答結果を示しています。昨年度と比べて,大きな相違はないことを示しています。

(3)シラバスに記載された授業目標を達成できそうだ(項目7)との質問に対する回答を示しています。昨年度と比べて大きな相違は見られないが,十分に授業目標を達成していないと思う学生が多いことを示しています。

(4)学生に理解させようとする教員の熱意を感じた(項目10)との質問に対する回答を示しています。全体に比較的高い評価を示しており,教員の熱意を感じていることが分かる。

(5)1コマの授業に対して,予習・復習の時間を合わせてどれ位かけましたか(項目14)の結果   を示しています。学科によって少し異なっていますが,2時間を超えていないことを示しています。予習・復習は授業の理解度を高めるために非常に重要なものであると,シラバスに示してありますが,この結果からはもう少し予習・復習の時間を増やすことが必要であることを示しています。

(3)この授業は総合的にみて満足度できるものでしたか(項目15)との質問に対する結果を示しています。学科によって異なりますが,大体期待した成果が得られたと評価していることが分かります。

(4)授業計画改善書

この結果を受けて教員は授業計画改善書を作成し,次年度に向けて目標の達成度の向上を図る試みを行っています。この授業計画改善書は各科目ごとに作成しています。その中では,例えば,成績の評価基準としてシラバスに示した基準に従って成績の評価を行った結果が期待したものでなかった。そこで,試験に偏った学習評価では効果が少ないので,レポートのなどの割合を増やし,学習効果の向上を目指すことなどが述べられています。

以上のように授業アンケートはシラバスに示された学習目標を達成し,それに相応しい十分な学力を有した学生の教育を目指したものであることを理解して下さい。このため今後実施する授業アンケートには正確に回答してもらうことで,一層の改善に繋がっていくことを理解して下さい。この詳しい結果は今年度末に整理して工学部FD委員会報告書として纏める予定です。

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