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理工学研究科技術部が花野小学校で出前授業「おでかけ実験隊」を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の110回目(今年度第8回)として、10月20日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」を開催しました。
 
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)を基に、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員5名が出向き、花野小学校6年生37人(1クラス)の児童に対して、科学実験“液体窒素でおもしろ実験”、ものづくり“光の万華鏡”の2テーマを実施しました。
 
 “液体窒素でおもしろ実験”では、職員がスライドを使用しながら実験内容について説明しました。児童たちは、液体窒素で冷やされたゴムボールが、大きな音を立てて割れる様子や凍ったバナナで釘が打てることを興味深く観察していました。また、児童自身が液体窒素で凍らせた花を触ってもらう体験も行い、非日常な感覚を楽しんでもらいました。
 
 “光の万華鏡づくり”では、スライドと大きな説明用の見本を使用して、児童たちが理解しやすいように作り方を説明しました。また、わからない児童には挙手をしてもらい、スタッフが個別に指導しました。
 
 アンケートでは、「理科への興味」が出前授業の前後で32%から86%に上昇する結果を得られました。
 
 今年度もマスクやアルコール消毒を徹底する等、新型コロナウイルス感染症対策を行い、小学校からの協力も得て無事に出前授業を実施することができました。コロナ禍で様々なことが制限されている中、児童たちの喜ぶ姿を見ることができて大変有意義な活動となりました。

 

(写真上:液体窒素でおもしろ実験)
(写真下:光の万華鏡)

 


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