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大学院理工学研究科技術部 第116回地域連携活動 「ものづくり体験教室2022」を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の116回目(今年度第4回)として、8月10日に鹿児島大学郡元キャンパス(工学部)で「ものづくり体験教室2022」を実施しました。
 
 この活動は、中学生を対象とし、大学内にある普段見慣れない装置や道具を用いた「ものづくり」をとおして、その面白さや達成感を体験してもらうのが目的です。今年度は計20名の中学生が参加しました。
 
 新型コロナウィルス感染症の影響で近年は開催を中止していたため、約3年ぶりの開催でしたが、手指消毒やマスクの着用、換気、ソーシャルディスタンスなど、感染症対策を徹底して実施しました。また熱中症対策として、適度に休憩時間を設けこまめに水分補給をするようにしました。
 
 今回は、新しい試みを含めた「鍛造チャレンジ!」・「DNA実験~PCRをしてみよう!~」・「建築模型をつくろう!」計3テーマの中から1つのテーマを選んで挑戦してもらいました。
 
 「鍛造チャレンジ!」では、高温に加熱した鉄鋼をエアーハンマーや金づちで叩き、グラインダーで研削するなどして形を作った後で、焼き入れや焼き戻しといった熱処理を行い、最後に木材の柄を取り付け、プロ仕様とも言えるスクレーパー(ステッカーやシールなどを剥がす道具)を作りました。
 
 「DNA実験~PCRをしてみよう!~」では、身近な微生物である納豆菌のDNAをPCR(わずかな量のDNAをもとに増幅する技術)によって目に見える量まで増やし、電気泳動により大きさごとに分離して観察する実験や、バナナからDNAを抽出する実験を行いました。
 
 「建築模型をつくろう!」では、建築模型材料であるスチレンボードをカッターナイフを使って加工(主にカット)し、模型用接着剤であるスチのりを使って組み立て、オリジナルの住宅模型をつくりました。
 
 十分に安全に注意して実施し、けが等なく無事に開催を終えることができました。中学生たちは技術職員からの説明や指導をうけ一生懸命取り組んで、そのできばえに満足そうでした。アンケート結果では、ほぼ全員が「おもしろかった」、「ものづくりに興味がわいた」、「また参加したい」と回答しており、ものづくりの次代を担う子どもたちを育むためにも今後も継続して開催していく所存です。

 
(写真上:鍛造チャレンジ!)
(写真中:DNA実験~PCRをしてみよう!~)
(写真下:建築模型をつくろう!)
 


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