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大学院理工学研究科技術部 郡山小学校でプログラミング出前授業を実施

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の123回目(今年度第10回)として、12月14日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
 
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から職員9名が出向き、鹿児島市立郡山小学校6年生37名の児童に対して、プログラミングテーマ「信号機のプログラムをつくろう」を実施しました。手指消毒、マスクの着用、換気のための窓開けなど、流行している新型コロナウィルスへの対策を徹底して開催しました。
 
 「信号機のプログラムをつくろう」は今年度から始めたプログラミングテーマで、今回が4度目の実施でした。教材としてアーテックロボ2.0を一人一台準備し、児童が学校で使用しているタブレット端末にインストールされている専用のソフトウェアでプログラミングしました。その後、ロボットと接続してLEDを光らせたり、音を鳴らすといったプログラムを作成して、ロボット制御を体験しました。授業では、まずコンピュータとプログラミング言語等について説明しました。その後、プログラミングの基本処理である「順次処理、繰り返し処理、分岐処理」について、信号機を例題として実際にプログラミングをしながら学び、後半は自由にオリジナルの信号機を作りました。児童は、光センサーやブザーを使ったオリジナルの信号機を作ったり、好きな色や流れる文字をLEDで表現したりして、思い通りに動作させる事の難しさと楽しさを学んだようでした。
 
 アンケート結果では、「プログラミングは初めてだったけど、おもしろかった」「楽しかった」「LEDがきれいだった」という意見があり、概ね楽しんでもらえたようでした。また半数近くが「簡単だった」との感想で、「時間が足りなかった」「他のものを作りたい」「ゲームやもっと難しいプログラミングをしてみたい」という意見もあったので、来年度以降の出前授業の課題としたいと思います。アンケートの他に、児童からの感想文やお礼の手紙をいただきましたので、興味を持ってもらえるカリキュラムを作る参考にしたいと思います。
 
 来年度も、多くの児童に興味を持ってもらえるようにテーマをブラッシュアップしていきます。
 
(写真:信号機のプログラムをつくろう)
 


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