2019年度以前の入学者向け

化学生命工学科の教育目標と3ポリシー(2019年度以前入学者向け)

教育目標

 次世代を担う技術者・研究者を育成するために以下を教育目標としています。

  1. 豊かな人間性と社会性による倫理観を備え、国際的視野のもと、自然・環境の摂理と諸科学の基礎知識を吸収して共生する能力を養成します。
    [人類の共生](人間性、倫理観、基礎科学、人類と自然の共生)
  2. 数学、工学基礎や情報処理技術、そして化学工学に関する基礎知識と能力を養成します。
    [基礎推進能力](工学基礎;情報技術、化学工学)
  3. 応用化学の、特に分子工学と材料化学の基礎知識を柔軟に駆使し、新材料やバイオ技術の創製と評価に生かせる継続的な創造能力を養成します。
    [持続的成長](専門基礎と専門;分子工学、材料化学、バイオ技術、化学計測)
  4. 日常的・国際的コミュニケーション能力を養成します。
    [コミュニケーション能力](プレゼンテーション、外国語、実用英語、文献検索・整理)
  5. フレッシュマンセミナー、学生実験、演習、卒業研究・講座ゼミ、学外実習・工場見学等を通じ、与えられた要求に対して、知識・技術を駆使して総合的に判断し、実現可能な解決方法を提案できるデザイン能力を養成します。
    [総合的判断・デザイン能力](卒業研究、学外経験、地域問題、継続的学習能力)

学位授与の方針(ディプロマポリシー)

 化学生命工学科は、物理化学や有機化学などの一般化学と生命現象に関わる化学を基礎として学び、新物質や機能材料、バイオテクノロジー、分析や化学計測、医薬や医用材料、環境保全やエネルギーなどの研究や技術開発を担うことができる能力を身に付けた学生に対して学位を授与する。

  1. 豊かな人間性と社会性による倫理観を備え、国際的視野のもと、自然・環境の摂理と諸科学の基礎知識を吸収して共生できる能力
  2. 数学、工学基礎や情報処理技術、そして化学工学に関する基礎知識を理解し応用できる能力
  3. 応用化学の、特に分子工学と材料化学の基礎知識を柔軟に駆使しながら、新材料やバイオ技術の創製と評価に生かせる継続的な創造ができる能力
  4. 日常的・国際的なコミュニケーションができる能力
  5. 与えられた要求に対して、知識・技術を駆使し,総合的な判断と、実現可能な解決方法の提案(デザイン能力)ができる能力

教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)

 ディプロマポリシーを達成するため、次のような科目を配置します。また、カリキュラムマップを別表に示します。

  1. 豊かな人間性と社会性による倫理観を備えるため、また、国際的視野のもと、自然・環境の摂理と諸科学の基礎知識を吸収して共生する能力を備えるため、共通教育科目、基礎教育科目、及び専門科目の工学倫理等を配置します。
  2. 数学、工学基礎や情報処理技術、そして化学工学に関する基礎知識と能力を備えるため、専門科目の応用数学I、物理化学基礎、化学工学基礎、情報システム等を配置します。
  3. 応用化学の、特に分子工学と材料化学の基礎知識を柔軟に駆使しながら、新材料やバイオ技術の創製と評価に生かせる継続的な創造能力を備えるため、専門科目の有機化学基礎、基礎化学、高分子化学、生物化学、生体分子化学等を配置します。
  4. 日常的・国際的コミュニケーション能力を備えるため、情報活用、化学生命工学英語、工学英語I&II、化学生命工学セミナーI&II等を配置します。
  5. 与えられた要求に対して、知識・技術を駆使して総合的に判断する能力と、実現可能な解決方法を提案できるデザイン能力の両方を備えるため、フレッシュマンセミナー、学生実験、演習、卒業研究・講座ゼミ、学外実習・工場見学等を配置します。

入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)

1.求める人材像

 化学生命工学科では、化学の知識を役立てることにより、地球環境や生命との調和を図りつつ人類社会の持続的発展に寄与できる人材の育成をめざしています。特に化学・生物・物理についての十分な学力を有し、勉学意欲があり、広範な視野と柔軟性を備え、積極性に富む次のような学生を求めています。

  • 新物質や機能材料の創製に意欲のある人
  • バイオテクノロジーに興味をもち、医薬や医用材料の創製に意欲のある人
  • 分析や化学計測に関心をもつ人
  • 環境保全やエネルギーなどに興味をもつ人

2.入学前に身につけて欲しいこと

 高等学校レベルの国語、地歴、公民、数学、理科、外国語などの基礎学力のほか、専門教育に対応できる数学、理科の知識と能力が必要となります。
 高等専門学校等から編入学する場合、高等専門学校レベルの一般教養、数学、英語などの基礎学力のほか、化学生命工学科での専門教育に対応できる専門教育科目の基礎的な知識と能力が必要となります。

3.入学者選抜の基本方針

 化学生命工学科では、一般入試(前期日程・後期日程)、推薦入試II、私費外国人学部留学生入試、国際バカロレア入試により入学者を選抜します。
 また、高等専門学校等からの編入学では、「推薦による選抜」と「学力検査による選抜」により編入学者を選抜します。

  • 一般入試(前期日程)では、大学入試センター試験で5教科7科目、個別学力検査で数学、理科及び外国語を課し、基礎学力・思考力などを評価し選抜します。
  • 一般入試(後期日程)では、大学入試センター試験で3教科5科目、個別学力検査で小論文を課し、基礎学力・論理的思考力などを評価し選抜します。
  • 推薦入試IIでは、大学入試センター試験に加え、個別学力検査で面接を課し、高校の調査書を含め、基礎学力、学習意欲、目的意識などを評価し選抜します。
  • 私費外国人学部留学生入試では、個別学力検査で面接を課し、基礎学力、日本語能力、学習意欲、目的意識などを総合的に評価し選抜します。
  • 国際バカロレア入試では、IB最終試験6科目の成績、志望理由書などの書類審査により、基礎学力・論理的思考力・表現力などの能力、学習意欲、目的意識などを評価し選抜します。
  • 編入学の「推薦による選抜」では、面接を課し、高等専門学校長の推薦書・調査書、成績証明書を含め、基礎学力、学習意欲、目的意識と適正などを評価し選抜します。
  • 編入学の「学力検査による選抜」では、専門教育科目による学力検査及び面接を課し、基礎学力、学習意欲、目的意識と適正などを評価し選抜します。

参考資料

2019年度以前の入学者向け

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