工学部のカリキュラムの概要
工学に求められるイノベーション創出のためには、各分野の深耕に加えて、分野間の連携・融合が不可欠です。そのため工学部では、以下の8つの科目群を設定しています。
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
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① | 共通教育科目 | |||
② | 工学基礎教育強化科目 | |||
③ | 工学概論系科目 | |||
④ | 分野融合科目 | |||
⑤ | 工学基盤情報科目 | |||
⑥ | 分野基盤科目 | 卒業研究 | ||
⑦ | 分野専門科目 | |||
⑧ | 就業力育成科目 |
①共通教育科目(1〜2年次)
鹿児島大学に入学したすべての学生が受講する科目です。
初年次セミナー、大学と地域、英語・異文化理解、一般教養
共通教育シラバス
②工学基礎教育強化科目(1年次)
高等学校で学んだ知識を土台として、工学を学ぶ上で必須の基礎知識となる数学、物理学の修得を目的とする科目です。
科目: 微分積分学、線形代数学、物理学基礎
③工学概論系科目
工学分野を横断的に把握し、イノベーション創出の基礎となる幅広い工学分野の基礎知識の修得を目的とする科目です。
科目: 工学概論
④分野融合科目
複数の専門分野の教員が共同で開講する分野融合科目群で、工学の複数分野にまたがる学術・技術分野の基礎知識と、イノベーション創出の基盤となる融合分野の最先端の動向の把握を目的とする科目です。
学部共通科目: 環境保全と防災、科学技術と生産、工学のための地球科学、環境生体センシング技術
先進工学科共通科目: 生命工学、化学技術と工学、先端計測学、計算機ハードウエア技術、エネルギー変換工学、核エネルギーと放射線の基礎とその利用、工学材料の微小構造と性質
⑤工学基盤情報科目
高度情報社会を支える中核技術である数理・データサイエンスの基盤となるデータ解析、確率論、統計分析・検定などの知識、技術の修得を目的とする科目です。共通教育で実施される情報活用や基礎統計学入門もこの科目群につながる科目です。
科目: 数理・データサイエンス基礎
⑥分野基盤科目
専門分野の基盤となる科目群で、各プログラムごとに設定されています。4年次の卒業研究も含まれています。
⑦分野専門科目
専門分野の発展に関する科目群で、各プログラムごとに設定されています。
⑧就業力育成科目
実社会で生き抜くための意欲・問題解決能力を培う科目群で、工学倫理・技術者倫理、インターンシップなどの科目として各プログラムごとに設定されています。