学部概要

学部長からのメッセージ

鹿児島大学工学部長 木方 十根

 

鹿児島大学工学部長

 中世に遡る世界の大学の歴史において、工学部が設置されたのは比較的最近の19世紀になってからです。そのなかでも我が国では世界的に見ても最も早い時期に工学部が設置され、多くの大学における増設を経て、工学部は産業界が求める学問を追究し、社会に貢献する卒業生を輩出する高等教育機関として、重要な役割を果たし続けてきました。
 鹿児島大学工学部は1945年4月を起源とし、2020年には75周年を迎えました。本工学部は鹿児島大学の中で最大の学生数(約2,000名)を有し、これまでの卒業生は2万人を超え、国内外で広く活躍しています。卒業生には、京セラ株式会社名誉会長であった故・稲盛和夫氏をはじめ、社会に多大な貢献を果たされた方々が数多くいらっしゃいます。
 こうした伝統ある鹿児島大学工学部ですが、産業構造や社会情勢が激変するなか、進化をためらってはいません。2020年4月には、新しい時代の変化に対応できる人材を育成するために、先進工学科(6プログラム)と建築学科(1プログラム)の2学科構成とし、工学基礎教育と数理・データサイエンス教育の強化を図りました。その取り組みは、2022年8月に文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」に認定されました。同じく2020年4月には大学院理工学研究科博士前期課程との教育の継続性を考慮した学士修士一貫教育の仕組みを取り入れ、研究インターンシップや海外留学等を通して産業界や国際社会における実践的な学びが得られるようにしました。
 鹿児島大学工学部は、こうした取り組みのうえにさらなる進化を追求しています。デジタル化の加速度的な進展や脱炭素の世界的な潮流は、これまでの産業構造を抜本的に変革するでしょう。一方、人口減少や高齢化によって、地域社会はより複雑な課題を抱えることになるでしょう。こうしたグローバルかつローカルな問題に立ち向かっていくには、特定の専門分野の知識のみならず、それらを結び付ける能力が必要です。鹿児島大学工学部は、幅広い工学分野で培われた実績を活かしつつ、情報科学の知識やエンジニアリング・デザイン能力といった、新たな展望を拓くために必須の能力を涵養する学びの場を目指し取り組みを進めます。
 これから大学進学を目指す皆様。大きな目標を共有し、共に歩んでいきましょう。自治体・企業・教育関係の皆様、卒業生の皆様、鹿児島大学工学部への今後とも変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。
 

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