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小金丸 裕史

 海洋土木工学プログラムでは海洋学と土木工学を結び付けた学際的な学問を学ぶことができます。私は、大学在学中の「海洋学総論」や「海洋物理環境学」などの講義を通して海洋中には様々な運動エネルギーや熱エネルギーがあることを学び、これらの海洋エネルギーを私達の社会に活かすためのエネルギー資源として利用する研究をしたいと考えました。現在は、鹿児島県奄美大島周辺海域での潮流発電開発に関連して、大島海峡の高分解能海況予報モデルを構築する研究を行っています。

 私は将来、世界を舞台に活躍する海洋土木技術者になることが目標です。そのために、キャリア形成の一貫として、2023年4月に鹿児島大学大学院/理工学研究科に進学し、その後9月から半年間はイギリスのセントラル・ランカシャー大学に交換留学生として留学することになっています。学部の学士一般教育システムでは、授業や単位の関係で在学中に交換留学を希望することは難しいですが、私は修士・学士一貫教育システムを活用して学部4年次に大学院の授業を先取り履修することによって、半年間留学しても2年間で大学院を修了することが可能です。イギリスは日本と同様な島国ですが、世界の中で最も海洋発電の導入が進んでおり、現在は大規模な潮流発電プロジェクトが行われています。イギリスでは、海洋土木工学に関連する授業を受けることに加え、スコットランドの欧州海洋エネルギーセンターや北海に設置された世界最大級の洋上風力発電ファームを見学し、研究成果を挙げるためのスキルアップだけでなく日本での海洋発電の実用化に貢献したいと考えています。また、私は現在、桜ヶ丘ラグビー部に所属しています。イギリスはラグビー大国なので、留学先の大学ではラグビーチームに所属し、さらにラグビーの精神を極めるとともに、本場の技術を学びたいと考えています。

 鹿児島大学では、自分の実現したい夢に向けて勉学できる環境があり、親身になって相談に乗って下さる先生、職員の方々がいます。漠然とした自分の目標を具体的に考えることができます。今は、まだ自分のやりたい事が見つかっていない人もいると思いますが、大学に入学し、講義や先輩・同級生との会話、あるいは様々な経験を通したりして見つかることもあります。将来は充実したキャンパスライフが待っています。皆さんの大学受験を応援しています。

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