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山下 燿梨

 私が鹿児島大学工学部電気電子工学科に編入学した理由は、宇宙開発にエンジニアとして携わりたく、様々な方向から関わることができるのは電気電子工学であると考えたからです。電気電子工学科の強みは、電気回路学や電気機器学などのハードウェアからプログラミングや制御システムなどのソフトウェアまで、学べる幅が広いことだと思います。
 私の年の電気電子工学科の編入生は異例の1人だったため、入学当初は友達作りに苦戦しました。しかし、編入生は3年生の科目以外の低学年の科目も履修する必要があり、他学年の友達ができました。また2つのサークル(SATSUMAロケット研究会、天文同好会)に入ったことで、他学科との繋がりもできました。さらにアドバイザー・学生相談員制度があり、大学院の先輩や先生に履修登録などを気軽に聞くことができたため、助けられました。
 大学は高専に比べて授業が詰まっておらず(空きコマがある)、自主的に勉強をすることが求められています。逆に言うと、様々な時間の使い方ができるということです。レポートがそれなりに大変ですが、余った時間はサークルでロケットづくりを行うことや、他学科の機械学習勉強会に参加させてもらい、自主的に興味のあることに挑戦できました。
 今まで学んできた知識で、一番役に立ったと思うことは数学の知識です。これは電気磁気学や電気回路学を筆頭とする電気電子工学を勉強するためには数学は必要不可欠だからです。入学前に三角関数や微分積分を習得しておくといいかもしれません。
 入学後に後悔したことは、英語の勉強が不足していたことや第3種電気主任技術者試験などの専門の資格をもっと取得しておけばよかったということです。これは資格が必要であるというわけではなく、資格勉強を通して内容に興味を持つことで授業に対してもさらに勉強意欲を向上させることができるからです。興味をもっていること、いないことでは授業への姿勢や理解度が全然違います。編入生は自分の興味のある研究の論文などを読んでみることも良いかと思います。
 高専時代5年間は門限や点呼のある寮生活をしていた経験もあり、21:30の閉館まで図書館や学生交流プラザで集中して勉強できる点や、遅くまでサークルができる点に、大学生そして一人暮らしの自由を感じています。また鹿児島中央駅が近いこともあり、そこから空港にも行けるため旅行や帰省時の交通の便もいいと思います。
 他にも他学科とのコラボ研究ができる点や、地域問題を取り上げる授業がある点が鹿児島大学の強みだと思います。ぜひあなたも鹿児島大学で学んでみませんか?

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