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福井 来未

 私が先進工学科海洋土木工学プログラムを志望した最大の理由は、土木工学に海洋学を加え、陸上や海洋、沿岸といった広大な領域を対象とし、環境学や材料学、土木技術などを身に着けることができる国内唯一の学科だからです。私は元々防災に興味があり、自己満足な正義感ではありますが、人を支える仕事がしたいと考えていました。それは、被災地訪問をした際に、津波によって壊された構造物や、傷ついた街をこの目で見て、自分の無力さを知ったことがきっかけでした。社会資本は私たちの生活に欠かせないものです。それを造ったり、守ったりする仕事に憧れを抱きました。

 私は入学する前、より専門的な物理や数学についていけるのか、男の子ばかりで友達はできるのか、といった様々な不安を抱いていました。しかし、今となってはこの学科を選んでよかったと思うことばかりです。確かに、勉強は高校と比べると難しいですし、大変なこともたくさんあります。しかし、親身になって話を聞いてくれる先生方と、協力し合える友人がいて、勉強すらも楽しいと感じることがあります。また、実験や実習が多く、学科の人と仲良くなる機会も多いです。女の子が少ない分みんなと仲良くなることができるのも、この学科の強みだと思っています。

 また、将来どのような仕事をしたいか、自分が何をしたいのか分からないという人がほとんどだと思います。私も、受験生の時は、実際にどのような会社があって、どういう仕事がしたいという明確なビジョンはありませんでした。しかし、授業の一環でインターンシップに行くことがあるので、周りの話を聞いたり、実際に自分が体験したりすることができます。私は3年生になって、将来何をしたいか考えられるようになりました。

 「海洋」と聞くと、規模が大きすぎるあまり、想像がつきにくいかと思います。また、「土木」と聞くと、きつくて大変そうだと、汗臭いイメージを持つ人も少なくないと思います。私も初めは、そう考える内の一人でした。しかし、この学科で学べるもの、目指せる場所は、社会資本に関わるとてもかっこいいものです。就職先も多様なので、大学で学んでいくうちに自分のやりたいことを見つけていくことも可能です。受験は大変ですが、乗り越えた先には必ず良い未来が待っていると信じています。皆さんがぜひこの学科に入学してくださることを心待ちにしています。

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