鴨井 里佳
私が海洋土木工学科(現:先進工学科海洋土木工学プログラム)を志望した理由は、土木と海洋の工学について学べる学科だったためです。小さい頃からものを作ることが大好きであったことと、2011年の東日本大震災で街や人が津波に呑まれる動画を見て、災害から人の命を救いたいという思いから、この学科を受験しました。
約2年間様々な分野について学んできて、どの講義もとても興味深いものばかりでした。特に「構造力学」「土質力学」「水理学」は、講義内容を日常で体験して来たこと(例えば、ぬかるんだ土の上に自分が立った時、自分は少し沈み、さらに地面から水が出てくる。定規をそらせた時、定規が元に戻ろうとする力が自分の手にかかっているなど)を踏まえて、自分なりに解釈しながら理解していくことがとても楽しいと感じました。「測量学実習」は、TSやレベル、標尺を実際に使い、手簿を整理して、距離や角度を求めていきます。ミリ単位のズレで誤差が許容範囲から外れてしまうので、正確に測量していくことがとても楽しいです。
「工学部」と聞くと、男性ばかりの学部というイメージがあるかもしれませが、最近は女性の人数も増えてきています。他の学部と比べるとまだ人数は少ない方ですが、逆の意味で捉えると、人数が少ないからこそ、女子全員と仲良くなることができます。私は、この2年間同期の女子と過ごしてきて、とても楽しかったです。講義で分からないところがあれば、講義後に教えあったり、テストが近づくと一緒にテスト勉強をしたりと、みんなで共に試練を乗り越えてきました。時間があれば、誰かの家に集まりご飯を食べたり、遊びに行ったりと、学外でも楽しい時間を過ごしています。新型コロナウイルス感染症により、前期は会えていませんでしたが、後期に久々に会うとやはり同期の女子が好きだなと思いました。
同期の女子だけではなく、院生から1年生までの全学年女子とも交流があります。以前は、新入生歓迎のご飯会を行ったり、1年間お疲れ様ご飯会を行ったりしていました。新型コロナウイルス感染症が流行してからは、教室に集まり感染に気をつけながら女子会が開かれています。このたくさんの女子会で、これからの講義内容についてや就職などの将来のことについて知ることが出来たり、縦の関係を作ることが出来たりしました。もし、女子の人数などで心配なことがあるのならば、このような交流があるので安心して受験してください!
これからまだまだ学ぶことはたくさんありますが同期と協力し合いながら勉学に励んでいこうと思います。