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松元 一樹

 私は、平成29年3月に鹿児島大学理工学研究科機械工学専攻を卒業し、現在は、株式会社サムソンの開発部隊として日々頑張っています。サムソンは「ボイラ」「食品機器」「水処理機器」の3つを主に製造しており、人の生活には絶対に欠かせない「エネルギー」と「食」を提供する製造機器メーカーです。
 私は、そこでボイラの開発に携わっているのですが、大学生活で学んだ熱力学や流体力学、材料力学などが役に立っています。具体的には、開発品の試験方法を考える時や試験結果の想定をする時に、大学時代の教科書をしばしば開いては参考にしています。ただ、大学院で研究していたことは、今ほとんど参考になることはないです。これは今の仕事内容と大学院時代の研究内容が完全に畑違いだからです。しかし、畑違いと言えども、研究テーマの提案・アイディアの仕方、それを実現するための試験計画の立て方、実現した内容の報告の仕方といったことは、社会に出て仕事をする上で非常に重要なことで、これらを修論発表を通して、自由に自分で研究テーマを決め、計画を立てて、報告・発表することができ、本当に良い経験をしたと感じています。特に「計画を立てる」ことは重要で、仕事の効率に直結し、また、開発品の質にも大きく関わってきてしまうのです。
 とまぁ、堅苦しい言葉ばかり並べてしまったのですが、鹿児島大学はサークル活動も充実していて、私は、音楽系のサークルに所属していたのですが、年に4~6箇所ほど出張演奏を行ったり、ホールを貸しきって講演会を開いたりして、とても楽しく充実していたのを思い出します。学科やサークルでできた友達や後輩と今でもよく遊んだり、飲みに行ったりもします。大学生は多少の制限はありますけど、自由に遊んで、学んで、たくさん経験することのできる時期ですので、大学生活を大いに楽しんでいってください。

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