中村 真子
私は愛知県出身という話をすると毎回「どうして鹿児島に来たの?」と言われます。正直センター試験が終わるまでは違う大学を第一志望として考えていました。しかし思うような点数が取れなかったため志望大学変更を考えていたときに見つけたのが鹿児島大学の建築学科です。もともと建築学科のある大学しか視野に入れていなかったのですが、だからと言ってすごく建築が好きというわけではなく、なんとなく住宅を見るのが好き、ものを作るのが好き、細かいことも割と好きというような程度で建築学科を志望していました。なのでその先の研究室や建築の中でもこの分野をやりたいという明確な目標がなかったのでできるだけ入学後の選択肢の多い大学を探していました。このような条件で見つけたのが鹿児島大学の建築学科でした。
鹿児島大学の建築学科は意匠・構造・環境の3つの分野全ての研究室があります。そのため入学してから建築を学んでいくうちに自分の興味のある分野を見つけてそこから将来の進路を決めることができます。また、私は鹿児島大学の入学試験まで一度も九州にすら行ったことがありませんでしたが、中部国際空港から1時間ちょっとで鹿児島空港まで着き、そこから鹿児島大学までの交通網もしっかりとしていて帰省も割としやすいということも鹿児島大学に決めた理由の一つです。実際に鹿児島大学に入学し過ごす中で、街がコンパクトなので自転車があれば割とどこでも行くことができることも魅力の一つではないかなと思います。
一般的に建築学科は忙しいと思われていますし実際忙しい時もありますが、私はサークルに所属しバイトもこなしながら勉強にも力を入れることができているので、自分の時間の使い方次第で人それぞれが思い描いた学生生活が送れると思います。建築学科の仲間は建築が好きな人たちが多く良い刺激をお互いに受けながら学ぶことができます。そのためとても充実した日々を送っています。
入学当初は本当に大丈夫かなと不安に思っていましたが、今ではこの選択は間違っていなかったと言えます。もし私のようになんとなく建築が好き、遠いから不安だ、などと思っている受験生がいたら入学してよかったなと思える瞬間があると思うので、ぜひ鹿児島大学建築学科を目指してみてください。