三島 聖美
私は、高専の電気電子学科から建築学科へ2年次編入をしました。2つの学問を学んだことで、私なりに様々な面白さを発見することができました。
1つ目は、明確な答えがないこと。授業で行う設計課題を通じてそれを知ることができました。数学や電気回路は、ある程度の答えが決まっています。建築では、人それぞれに答えがあり、デザイン、空間、どういうところを大事にするか、様々な考え方があるので課題に対して同じ建築物ができないことが面白いと感じます。課題提出が終わった後にある講評会では、同じ学科のみんなの作品を見るといろいろな発見ができて面白いです。
2つ目は、考えれば考えるほど難しくなっていくということです。敷地と周辺の関係性について、環境、その土地特有のもの、デザインなど様々なことを考えなければいけません。それを最大限に生かして自分の建築に表現する方法を模索することが楽しいと感じます。
3つ目は、仲間と対話できる楽しさです。建築の考え方、答えの出し方、デザイン、模型の作り方や図面表現の仕方など人それぞれ特徴があります。自分の考えを共有したり、違う考えを対話して刺激をもらったりなど会話をすることで発見があり楽しいです。他にも、小さい頃に見ていた建築の番組が一緒だったり、建築学科特有の会話も楽しいです。このようにたくさん会話をしたりすることで世界が広がるので楽しいと思います。
私は、2つの専門を学んだことでより楽しさが分かりました。なので、いろんなことを勉強して新たに楽しさを見つけて実際に建築の面白さを感じていってほしいと思います。