石川 華菜子
私は出身の話をすると「なんで栃木からわざわざ鹿児島まで来たの?」と必ず聞かれます。確かに関東には多くの大学があります。しかし私が関東の大学ではなく鹿児島大学を選んだ理由は一年生から専門的に建築が学べるというカリキュラムだったからです。私は高校生の頃から建築に興味を持っており、理系教科が苦手だったにも関わらず建築の勉強がしたくて理系に進むほどでした。
実際に入学してみると「習うより慣れろ」の精神で一年生の時から製図や模型製作をこなすなど、二年生になった今もなかなかハードな大学生活を送っています。専門的な座学と自らのアイデアを表現する設計の両立は高校とは違った大変さです。しかしこの大変な日々というのは貪欲に建築を学びたかった自分にはぴったりで恵まれた環境だと思います。さらに本校の建築学科にはその大変さを共に励まし合いながら乗り越える同志を持った仲間がいます。私の周りには素直に建築が好きで建築についてもっと学びたいという人が多く、日々刺激をもらっています。そんな仲間たちと一緒に建築が学べる大学生活はとても充実しています。
今思い返すと受験生の頃、自分の選択に大きな不安を抱えていました。地元からも遠かったために鹿児島大学の知り合いなどおらず、なかなか入学後の自分のイメージがつきませんでした。しかし入学してみたら自分にぴったりの大学で、自分の選択は間違っていなかったと今は胸を張って言えます。もし私と同じように志高い仲間と共に本気になって建築を学びたいと考えている受験生がいるのであればこの鹿児島大学建築学科をお勧めします。