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エクセレントレクチャラー賞 2016年度 海洋土木工学科

木村 至伸 准教授

担当科目

受賞者のコメント要約

  • 復習の際に見直し易いよう、丁寧な板書を行う
  • 例題を取り入れ、講義内容に関する学生の理解度向上を図る
  • レポートから理解度を把握し、理解不十分な内容については再度説明する

受賞者のコメント

 エクセレント・レクチャラー賞の対象となった科目は、構造解析学(3年次前期,必修科目)です。この科目は説明に数式を多く用いるため、徹底した板書による講義を行っています。板書については、ポイントとなる部分には色を使う等の工夫をし、字は汚いものの可能な限り丁寧に書くことを心掛けています。板書する文字の大きさにも気を付け、教室後方の学生に確認も行っています。

 講義については、教科書の流れに沿って進めていますが、基本的には自身の講義ノートを用いて、講義中に理解してほしい教科書の内容を噛み砕いて大きな声で説明しています。さらに、切りの良いところで説明した内容についての質問を行い、学生の理解度を確認した上で例題を用いた解法について説明を行っています。最初の例題では、解を導くための全ての過程を板書・説明し、学生の理解が向上するよう配慮しています。これは、学生にとって非常に有意義のようです。

 また、学生の理解度を向上させるため、この講義では毎週レポートを課しています。レポートの難易度は高くしますが、適切な量になるよう配慮しています。提出されたレポートを採点し、間違えている部分にはコメントして翌週に必ず返却しています。これは、学生自身に理解度を把握させる目的もありますが、私自身が学生の理解度を把握するためでもあります。間違いが多かった理解不十分な内容については翌週の講義で説明を加えるようにし、講義ノートのブラッシュアップに役立てています。

このように、教育への工夫として特別なことをしているわけではありませんが、授業評価アンケートでは、【明瞭な文字】,【明瞭な声】,【宿題・レポート】が高い評価を得ており、学生に私の教育に対する姿勢が伝わっているものと感じています。

 しかし、受講学生は毎年違います。その学生と真摯に向き合い、学生が理解できていない内容を把握しフィードバックすること、また、講義前には自分の講義ノートを確認し学生の理解度を上げるための効果的な板書・説明ができるよう準備をするなど、今後も講義内容の改善を続けていきたいと思います。

エクセレント・レクチャラー賞に選ばれたことは、海洋土木工学科の教育熱心な先生方の近くで教育方法に対する刺激を受けてきたおかげです。この場を借りて感謝申し上げます。

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