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エクセレントレクチャラー賞 2016年度 環境化学プロセス工学科

水田 敬 助教

担当科目

受賞者のコメント要約

  • 「理解度」と「クオリティー」とをにらんで
  • さらなる「理解度」と「講義レベル」の向上をめざして
  • 「教わる」のではなく「手に入れる」姿勢で

受賞者のコメント

 まずは真剣に講義に取り組んでくれた受講生の皆さんにこの様な評価を頂けましたことを心より感謝致します。私は化学工学実験や化学工学実習などの実験系授業に加え、2年生対象の化学工学プログラミングなどを担当しています。特に、化学工学プログラミングについては、当学科の特性上、当初よりプログラミングに興味を持った状態で受講される学生の方は少数であるため、いかにプログラミングを身近に感じてもらえるかということと、化学工学分野で実際に活用可能なレベルのプログラミング技術を身に付けてもらえるような授業クオリティーを実現するかということに留意しながら授業内容を決定しています。

 この様な目標を達成するために、授業には自作のテキストを使用し、毎回PDFでダウンロードしてもらえるようなシステムをとっています。ただ、学生の皆さんの反応や期末テストの結果を見ると、ここは伝わった、ここは伝わらなかった、などという点に気づかされますので、伝えきれなかった点をいかに伝えられるようになるかということを考えながら、テキストの修正を毎年続けている次第です。その際、「理解度」を優先するあまり「講義レベル」の低下につながってしまっては本末転倒ですので、「講義レベル」をいかに落とさない様にするかということには特に注意を払っています。

 学生の皆さんに対して申し上げたいのは、「教わる」という姿勢は大事だと思いますが、せっかく大学まで進学されてきたわけですので、ぜひ何かを「手に入れる」という気概をもって臨んで頂きたいということです。そうすれば、自ずと理解度が向上するだけでなく、生きた知識(=スキル)を身に付けることが出来ると強く感じています。

 最後に、この様な機会を与えて下さった本学科の先生方に改めて感謝申し上げますとともに、本学科で学び、卒業していく学生の皆さんに、一つでも多くの生きた知識を届けることが出来るよう、より一層精進していきたいと考えております。

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