大学院理工学研究科技術部 第171回地域連携活動「ものづくり体験教室2026」を実施
大学院理工学研究科技術部は、平成22年度から始めた地域連携活動の171回目(今年度第3回)として、8月7日(金)に鹿児島大学郡元キャンパス(工学部)で「ものづくり体験教室2026」を実施しました。この活動は、中学生・高校生を対象とし、大学内にある普段見慣れない装置や道具を用いた「ものづくり」を通して、その面白さや達成感を体験してもらうことが目的です。今年度も水産学部技術部に1テーマ(漁具コースターづくり)の協力を依頼し、両技術部が連携して、「DNA実験~PCRをしてみよう!~」・「鍛造にチャレンジ!」・「建築模型をつくろう!」・「LEDランタンをつくろう!」・「漁具コースターをつくろう!」の5テーマを実施しました。
【DNA実験~PCRをしてみよう!~】
自分の口腔粘膜細胞からDNAを抽出し、それをもとにPCR(わずかな量のDNAをもとに増幅する技術)を行い、お酒を飲んだ時の代謝に関わる酵素の1つであるアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の遺伝子型を解析し、お酒に強いか弱いかを判断する実験を行いました。解析結果の待ち時間では、化学生命工学プログラムの橋口助教より生命化学に関する講義が行われ、参加者は自身のDNAを用いた実験と講義を通じて遺伝子解析への理解を深めました。
【鍛造にチャレンジ!】
高温に加熱した鉄をハンマーで叩いて成形し、熱処理や研磨を施してオリジナルのペーパーナイフを製作しました。完成後はペーパーナイフを収める木製ケースづくりにも挑戦し、金属加工に加えて木材加工も体験しました。暑い中での作業となりましたが、参加者は真剣な表情で最後まで取り組み、異なる素材の特性に触れながらものづくりの奥深さを学びました。
【建築模型をつくろう!】
建築模型材料であるスチレンボードをカッターナイフで加工(主にカット)し、模型用接着剤であるスチのりを使って組み立て、オリジナルの住宅模型を作りました。刃先の角度や力加減に気を配りながら作業を重ねるうちに、参加者は少しずつ精度を高める感覚を身につけていき、細部まで丁寧に作り込まれた建築模型を完成させました。
【LEDランタンをつくろう!】
今回の体験教室のために技術職員が特別に設計したプリント基板に、参加者がはんだ付けで電子部品を取り付け、フルカラーLEDランタンを製作しました。小さな電子部品の扱いに苦労しながらも仕上げに3Dプリンタ製のケースと紙で製作した多角形シェードを取り付けると、光の広がりや美しさに感動する姿もありました。ランタンが点灯すると参加者は電子工作の面白さと達成感を実感しました。
【漁具コースターをつくろう!】
実際に漁具として使用されているロープを使ってオリジナルコースターを製作しました。また、今年度は大学の実習でも取り入れられているロープの編み方を使ったボトルホルダーづくりにも挑戦しました。大学生でも習得に手間取ることもある難しいロープワークに、参加者は講師の手元を見ながら真剣な表情で編み方を習い、自分だけの作品を完成させました。
参加者はそれぞれのテーマを通して、大学で学ぶ専門分野や技術に触れながら、実験や製作活動に主体的に取り組み、学びと発見に満ちた時間を過ごしました。アンケートでも「おもしろかった」「また参加したい」といった感想が多く寄せられ、科学やものづくりへの関心の高まりがうかがえました。参加者が多様な体験を通じて自らの興味や可能性を広げられるよう、本取り組みを今後も継続してまいります。
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| DNA実験~PCRをしてみよう!~ | |
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| 鍛造にチャレンジ! | |
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| 建築模型をつくろう! | |
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| LEDランタンをつくろう! | |
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| 漁具コースターをつくろう! | |