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学部長からのメッセージ

ものづくりの楽しさを知り、新しい輝く時代を活き活きと生きよう!

鹿児島大学工学部長 木下 英二

 

鹿児島大学工学部長

 科学技術立国である日本が今後とも持続的に発展・繁栄するためには、新たな時代を切り開くイノベーションの創出が必要と言われています。科学技術の中の工学分野は優れた製品を作る「ものづくり」産業を支える学問分野であり、工学分野を担う技術者・研究者はイノベーションの創出のために欠かせない人材です。
 鹿児島大学工学部は、工学分野における次世代を担う高度な専門職業人の養成教育において、豊かな人間性をもち、ひとりひとりの学生が自ら向上心をもって主体的に学修し、困難に立ち向かう「自主自律と進取の精神を有する学士(工学)」の育成を目指しています。『進取』とは「自ら困難な課題に果敢に挑戦すること」を意味します。育成を目指す人材像を言い換えれば、時代が大きく変革しても、どんな困難な時代が到来しても対応できる力、生き抜く力を身に付け、グローバルに活躍でき、地域貢献できる技術者・研究者です。
 本工学部は、1945年4月に鹿児島県立工業専門学校として設立して以来、1949年2月設置の鹿児島県立大学を経て、1955年7月に国立大学に移管されました。現在の工学部は、機械工学科、電気電子工学科、建築学科、環境化学プロセス工学科、海洋土木工学科、情報生体システム工学科、化学生命工学科の7つの学科で構成され、これらは工学の主要な分野を網羅し、鹿児島大学の中で最大の学生数(約2,000名)を有しています。来年(2020年)には創立75周年を迎えますが、卒業生は2万人を超え、国内外で広く活躍しています。卒業生の中には、京セラ株式会社名誉会長の稲盛和夫氏をはじめ、多くの優秀な人材が含まれ、このような優れた人材が鹿児島の地から輩出されたのは、幕末以来、この地が『進取の精神』を育む風土であったからこそ、と思われます。
 標題の「ものづくりの楽しさを知り、新しい輝く時代を活き活きと生きよう!」とは、「学生と教職員が共に、学問に励み、ものづくりの楽しさや目標達成の感動を実感し、ひとりひとりが新しい時代を活き活きと輝いて生き、生涯に渡ってそのように在り続けたい」という願いです。最近、「ものづくり」を支える工学は優れたモノを作るということに留まらず、新しい概念の「コトづくり」を取り込みながら進化しており、この「コトづくり」は新しいコンセプトやシステムの創造といった「新たな価値の創造」と言われています。工学部はこれまで築いてきた教育研究の優れた特徴を守りながら、時代の変化に即応するために教職員一丸となって「新たな価値の創造」としての『工学部改革』を常に行うと共に、エネルギー、環境、防災、医療工学などの研究シーズの発信、地域が抱える諸課題に関する研究の実践、高大接続改革などを推進して参ります。
 最後になりましたが、自治体・企業・教育関係の皆様、卒業生の皆様、鹿児島大学工学部への今後とも変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。