在校生インタビュー

県外から機械工学PGに進学して

機械工学プログラム 4年

鎌田 将(熊本マリスト学園高校 卒業)

 私が鹿児島大学の工学部機械工学プログラムに入学した理由は、私の父と共に自動車に関する仕事をするという夢を実現に近づけるためです。自動車関係の仕事といっても仕事の種類は幅が広いです。設計、材料加工などと色々な工程を経て自動車が製造されているため、その中で自分がやりたいと思うことを探すのを目的に日々勉強をしています。
 機械工学プログラムでは4大力学(機械力学、熱力学、流体力学、材料力学)と呼ばれる力学分野を基礎から学びます。4大力学に関する勉強は早くて一年生の後期からはじまり、一年前期で得た大学数学の知識を利用して解を導き出していきます。私は高校数学は得意ではありませんでしたが、大学数学になると、公式などの導出がなくては覚えられないような式もありますので、ますます数学の面白さがわかるようになりました。4大力学でも式の導出をすることがあります、その中では高校物理で使った公式を大学数学で表現をすることがあり、「なぜこの公式はこの形なのか」という高校生の時の疑問の答え合わせができるのが面白いです。
 多くの受験生は鹿児島県外の方々がいると思います。私も県外出身ですので、入学時一人暮らしに対する不安はかなりありました。確かに最初は食事の管理、洗濯、課題などをすべて両立するのは大変でしたが、慣れると問題なく自分一人で生活に関することはすべてできるようになります。最初は不安でいっぱいでしたが、今考えると大学生のうちに一人暮らしを経験しておくと、社会人になってから困ることがあまりないので、一人暮らしでよかったと思えます。
 受験生の皆さん、今はとても勉強が大変で、自分の将来が不安でいっぱいだと思います。この大きな山を乗り越えると輝かしい大学生活が待っています。最後まで諦めずに頑張ってください。そして、ぜひ鹿児島大学工学部機械工学プログラムへの進学を検討してみてください。

電気電子工学PGを目指している受験生へ

工学専攻電気電子工学プログラム 博士前期課程1年

横村 晨(鹿児島県立加治木高等学校 卒業)

 私は高校3年の進路を決める時期になっても、将来どのような道に進むか全く決められずにいました。そんな中、電気電子工学は幅広い業界・職種において必要とされており、将来の選択肢が多いことを知りました。また、少しではありますが、AIや電子デバイスに興味を持っていたため、電気電子工学プログラムを志望しました。
 入学当初は履修登録や講義内容など慣れない環境に大きな不安を感じていました。しかし、担当教授との定期面談や大学側の手厚いサポートのおかげで、新しい環境にもしっかりと馴染むことができ、充実した生活を送ることができています。さらに、実験などを通して先輩方との交流を深めながら、研究の内容や準備しておくべきことなど、貴重な話も伺うことができたことは将来の進路を考える上で大きな助けとなっています。
 電気電子工学プログラムは進級すると、電子物性デバイス工学、電気エネルギー工学、通信システム工学の3つの分野に分かれます。これは将来に関して抽象的だった自身の考えを具体化させる良い機会になりました。
 将来が具体的に決まっていない人や電気系に少しでも興味のある人は、ぜひ電気電子工学プログラムを選択してみてください。充実した4年間を過ごすことができると思います。

電気電子工学を目指している受験生へ

工学専攻電気電子工学プログラム 博士前期課程1年

西府 大斗(宮崎県立都城西高校 卒業)

 大学に入学してから約半年が経ち、1人暮らしや授業、サークル、バイトにも慣れ始め充実した学生生活を送れています。私は高校3年時に鹿児島大学工学部先進工学科電気電子工学プログラムを目指しました。志望の動機は私が興味を持っていたワイヤレス充電の研究を行っていたことと有名企業へ就職することができることでした。私は自分のコミュニケーション能力と入学に対する熱意を評価してもらいたいと考え、学校型推薦Ⅱを利用しました。
 鹿児島大学に入学し、始めに思ったことはキャンパスの広さと、サークルの充実度、学生のサポート体制の手厚さです。特にサポートの面に関して、入学したての時は学部の先輩方がアドバイザー・学生相談委員となり、履修登録や悩みの相談に乗ってくれます。私も相談に乗ってもらえたおかげで、入学当初の不安を解消することができ、早く大学生活に馴染むことができました。
 大学生活を送るにあたり、一番大事なのはやはり勉強です。高校までとは異なり、勉強を強要されることがないため、自分の頑張りしだいで成績に大きな差が生まれます。そのため自発的に勉強に取り組むことが非常に大切です。特に電気電子工学プログラムは鹿児島大学の中でも勉強が忙しいと言われます。そのため高校生のうちに勉強の習慣を身に着けておくと大学入学後も勉強への心配が減り、サークル活動やバイトなど自分のやりたいことをやれる時間が増え、楽しい大学生活を送れるようになると思います。また、勉強を頑張と半期毎に成績優秀者賞や学部長賞を頂けます。私もこの表彰をモチベーションに毎日の課題に取り組んでいます。また、進級すると電子物性デバイス工学コース、電気エネルギー工学コース、通信システム工学コースの3コースに分かれ、より専門的な分野を学ぶことができます。
 このように、鹿児島大学には自分の夢を実現することができる環境が整っており、楽しく充実した学生生活を送ることができるので、あなたの入学を待っています!

鹿児島大学を受験しようと思っている受験生へ

工学専攻電気電子工学プログラム 博士前期課程2年

内山 裕美菜(熊本県立済々黌高校 卒業)

 私が電気電子工学プログラムに入った理由は、将来幅広い業界に進めるという話を高校の先生に聞いたからです。私は高校三年生の夏になってもどの学科に行こうか悩んでいました。先生に相談すると電気電子工学系の学部は幅広い業界から就職先を選ぶことができるので、在学中に自分の興味のあることを探すことができるという話を聞きました。鹿児島大学では卒業後、電気系メーカー、電力会社、自動車メーカーなどに就職している先輩方が多いです。就職先でこのようなたくさんの選択肢がある学科はあまりないと思います。
 私の高校は普通科しかなかったので、電気に関することは物理で少し習いましたが、私が現在学んでいる専門的な知識は習いませんでした。この学科では身近な電化製品の仕組みや身近な電気現象などの新しい専門知識を学ぶことができて、新鮮で面白いです。しかし、高校の勉強を受動的な姿勢で学ぶ人も多いと思いますが大学では自ら積極的に学ぼうとする姿勢が大切です。専門的な知識を学ぶにつれ授業内容の難易度はかなり上がります。
 私が工学部のこの学科に入学した当時は不安でいっぱいでしたが、親しみやすい先生や優しい先輩、そして同じ目標に向かって一緒に頑張れる仲間に出会うことができて楽しい大学生活を送っています。大学生活は勉強、アルバイト、サークル活動で毎日忙しい日々を過ごしています。将来は、女性に限らず多くの人があったらいいなと思うものを製品化し、近未来的で持続可能な社会作りに携わりたいと考えています。

共通クラスから海洋土木PGに入って

工学専攻海洋土木工学プログラム 博士前期課程2年

五反田 尚大(小倉南高校 卒業)

 こんにちは。海洋土木PG2年の五反田尚大と申します。今回は、私が何故共通クラスに入ったのか、何故配属先として海洋土木PGを選び、入った結果どうだったかについてお伝えし、受験生の皆様にメッセージを送ろうと思います。

 まず、何故私が工学部共通クラスに入ったかというと、受験直前まで工学部を全く志望していなかったからです。私は高校3年間他の学部を志望していたので(とは言うものの高校理科、特に化学は好きで、工学自体に全く興味が無かったわけではありません)、工学部で何がしたいかが明確に定まって無かったのです。なので、私の経験から言うと、具体的に何がしたいか決まっていない方に共通クラス(括り枠)はオススメです。共通クラスでは一年前期で先進工学科の各プログラムでどのようなことを学んでいるかを実際に体験し、後期で希望する配属先に行くことになります。私が大まかに自分のしたいことを見つけることがでたのは、様々なことを体験して学んだ前期の期間があったからだと思います。

 次に海洋土木PGに入ってどうだったかについてです。前述した通り、共通クラス入学時点で何も決まってなかった私ですが、海も対象にしていること、土木という公共性の高いことで世の役に立ちたいと思ったこと、そして、国立大学では鹿児島大学のみにしかないということから海洋土木PGに所属することにしました。さて、このPGに所属してどうだったかについてですが、率直に言って、このPGを配属先に選んで良かったと思っています。授業の内容は面白いですし(高校の地理の答え合わせのようで海洋学総論という講義は特に好きでした)、先生達のサポートも手厚いです(一ヶ月間入院して授業に遅れをとってしまいましたが、サポートがあったお陰で何とかなりました)。今後もこのPGで多くのことを学び、海洋に携わることができればと思っています。

 最後に受験生の皆様に向けてのメッセージですが、受験は悔いがないように限界を超えて頑張ってみてください。前述の通り私は高校三年間ずっと志望していた学部に行くことはできませんでしたが、今では三年間頑張った結果だと思って納得しており、そのおかげで前を見て新しくしたいことを見つけることができています。皆さんの受験がうまくいくことはもちろんですが、それ以上に、受験の中で悔いが残らないようになることを切に願っております。

鹿児島大学にきて変わったこと

化学工学プログラム 4年

内村 心咲(宮崎県立都城泉ヶ丘高校 卒業)

 私が鹿児島大学の工学部の化学工学PGに入学したきっかけはこのPGの研究室のある実験に興味を持ったからです。
 化学工学というのは「1から100をつくる」ための学問だと考えています。具体的には商品を工場でつくる際に「連続的に・効率よく・安価で・大量に・安全に・環境に配慮して」などの部分に配慮して生産設計するということです。例えば、ラボの装置を生産機に変換する際には規模も大幅に大きくなるため、さまざまなロスが生じるなどを考慮して変数を細やかに設定しなければいけません。こういった部分において化学工学PGで学んだ知識がついてくると感じています。また上記のような業務内容に限らずとも、さまざまな部分で活躍することができるのでこれ以降はぜひ調べてみてください。
 将来、私は化粧品に携わる仕事をしたいため、化学工学の勉強以外にも独学で化粧品に役立ちそうな勉強もしています。また韓国の音楽や文化などにも、興味があるため共通教育の履修システムを用いて、韓国語を1年かけてハングルの読み方から大まかな文法まで習得しました。さらには韓国語ラウンジといって、韓国に留学した学生の話などを聞ける機会を定期的に設けているため、より韓国について学ぶことができます。語学については鹿児島大学には韓国以外にも英語のラウンジがあったり、海外からの留学生も大学内でよく見かけたり、語学留学制度も色々あります。そのため意欲次第でさまざまな分野の勉強もすることができます。大学生には高校の時よりも自由に使える時間が多いことや、私の周りにも自分の興味あることをそれぞれ自主的に学習しているため、そこに刺激され素直に興味あることを勉強することができるようになりました。
 私が一番鹿児島大学に入って変わったのは、要領の良さについてです。現在、私は化学工学などの勉強やアルバイトに加えて、サークルに2つ所属しています。そのため、授業がある平日は18時ごろまでは授業や空きコマがあり、18時以降にサークルやアルバイトがあり、基本21時まで外にいるような生活をしています。1つ目はダンスサークルで部長をしていて、2つ目は競技かるたで大会などがある場合はその運営に携わっているため、普段の大学の課題に加え2つのサークル活動の仕事があります。この多くのタスクをこなすために自動的に要領の良さが身につきました。
 このように積極的に行動していくことで、さまざまな経験をしたり、スキルを向上する機会が与えられたりすると思います!ぜひ鹿児島大学工学部にきて、さまざまな思い出を作ってください!みなさまとお会いできるのを楽しみに、お待ちしています!

化学工学を学ぶなら鹿児島大学

化学工学プログラム 4年

梅橋 拓也(鳳凰高校 卒業)

 おそらく、このサイトに辿り着いているということは、鹿児島大学の工学部に興味を抱いている学生かなと推測できます。そんな皆さんへ私が所属する「工学部化学工学プログラム」についてお伝えさせてください。
 皆さんは化学工学という学問を知っていますか?
 浅はかで未熟な立場ではありますが、化学工学を2年間専攻した私が、様々な経験から感じたこと、考えたことを綴ってみようと思います。私なりの言葉で簡潔に述べるならば、化学工学を学んだ人は、設計者になれます。原料を製品にするためには、工場(プラント)が必要です。工場の入口に原料を投入して、いくつかの過程を通過し、最終的に工場の出口から製品がでてくる。この過程を設計するのに直結する学問が、化学工学です。工場(プラント)を設計する人という意味で、化学工学を学んだ人は、プラントエンジニアとも言われます。どのような製品を作るにせよ、工場が必要なのは容易に想像がつくでしょう。食料品、医薬品、繊維、紙・パルプ、半導体などなど。私たちの身の回りにある製品は、必ずと言っていいほど工場でできています。工場があれば、原料を製品にするための過程が必要であり、プラントエンジニアの存在が必要不可欠となります。プラントエンジニアがあってこその工場と言っても過言ではないのではないでしょうか。
 こういった理由で、化学工学は社会的に需要が大きく、群を抜いて求人が多いのです。そして、食料品から半導体に至るまで幅広い業界に就職が可能です。化学工学は勉強していて非常に面白く、なおかつ精通すれば就職において強力な武器になると思います。
 そんな化学工学は、それだけ魅力的な分、もちろん難しいです。しかしながら、この鹿児島大学の化学工学プログラムならば、難しい化学工学に躓いても大丈夫です。1学年35人という少人数制であるため、学生同士が仲良くなりやすく、教え合いながら互いに高めあうという関係を築きやすいです。また、この化学工学プログラムには半年に1回、学生面談というものがあります。これは、高校でいう教育相談みたいなものであり、教授と1対1で単位取得状況や就職・進学について相談できます。私は、この学生面談は非常にチャンスだと考えています。一般的に、大学ではこのような学生面談はありません。少人数制を導入しているこの鹿児島大学の化学工学プログラムだからこそ、実現されているのかなと感じます。はっきり言って、これだけ学生や教授との距離が近く、学習環境が整っている大学は数少ないと思います。
 ぜひ、化学工学という学問を学びたいという人には、鹿児島大学を強くお勧めします。皆さんがこの化学工学プログラムに入学してくださることを心待ちにしています。

生物・化学を工学部で学ぶこと

化学生命工学プログラム 4年

西薗 みなみ(時任学園樟南高校 卒業)

 『工学部』というとどんなイメージがあるだろうか?とにかく男子が多い、機械、建築、情報系・・・少しとっつきにくい。少なくとも化学や生物のイメージは私にはまったくなかった。ちなみに化学生命工学プログラムは女子学生もとても多いので安心してほしい。

 「物理選択でなくては工学部を受験できない。工学部に行く気はないか?」と生物の先生に問われたのは、高校1年の文理選択の時期だった。国立理系に進学することしか決めていなかった私は、「大好きな」生物を選択するか、「あの」物理を選択するかギリギリまで迷っていた。まさか生物の先生に物理を勧められると思っていなかったため心底驚いた。

 工学部で化学や生物を学べると知ったのはその時である。

 鹿児島大学では工学部以外に理学部や農学部、水産学部などでも「生物」を学ぶことが出来る。その中で私が工学部を選択したのは、物理、生物、化学の3つの分野を融合させて研究することに大きな魅力を感じたからだ。研究対象を様々な方向、広い視野で見ることが出来るということは、研究者としてとても重要なことだ。

 私はまだ1年生のため、専門科目は少ない。多くは自分の視野を広げるための教養科目である。前期の科目の中で最も印象に残ったのが『初年次セミナー1』という科目だ。様々な学部学科のグループのメンバーと協力して1つのプレゼンテーションを作り上げる。自分とは全く別の方向からの意見、意見の食い違いから繰り広げられる討論。大学生になったのだと最初に実感した授業だった。

 サークル・部活の活動の自由度もこれまでと比べ物にならないほど高い。私は探検部という部活で登山を主に活動しているが、今までと全く違う世界が毎度新鮮だ。勉強はもちろんだが、サークル活動やアルバイトなど今しかできない経験を積むことも大学生にとって大切なことだと思う。

 生物を将来学びたいと考える高校生は、迷わず生物を選択する前に少し考えてほしい。工学部は物理を選択しなくては受験が難しい。私が高校の先生に言われたことだが、「大学からでも生物は思い切り勉強できる」。物理を嫌う人は多いが、物理を学ばなければわからない生物や化学の世界がある。

 将来どんな研究者になりたいのか、どんな人の力になりたいのかイメージしながら受験を乗り切ってほしい。希望する進路に受験生の皆さんが進めることを心から願っている。

化学生命工学プログラムに進学して

化学生命工学プログラム 4年

松岡 明寛(鹿児島実業高校 卒業)

 私はもともとコンピューターが好きで、当初は工学部の情報系の学科へ進学するつもりでいました。しかし、受験生活の中で、ありとあらゆるものの構成要素である原子、分子にロマンを持ったことや、製薬や生命分野の事柄に興味を持ったことにより現在の化学生命工学プログラムに進学しました。
 高校と大学とで一番違うのはやはり、自由度の高さであると思います。大学では必修科目といって必ず受けなければならない講義もありますが、共通教育科目と言って、自分の学部外の教授や講師の方々の講義を受けることができ、純粋に知性と教養を深め学問に取り組むことができます。他にも様々な学部や県の方々と交流することができるため、いろいろな人からの刺激を受けながら勉強することができます。
 鹿児島大学の職員の方々は学生生活が充実するように生徒に寄り添って下さっているため、わからないことや悩み事の相談に乗って下さるだけでなく、様々な充実した設備を利用できるようにしてくださっています。大きく、いろいろな本を読むことができる図書館や、きれいで勉強に集中できるような自習スペースはもちろん、郡元キャンパスでは中央食堂を入れて4つほどのレストランを利用できます。
 学問以外にもアルバイトやサークル活動などの学外の活動も大学生活の魅力です。私は軽音サークルに所属し楽しくギターを練習しています。難しくなかなか習得できないこともありますが、充実した日々を送れています。サークル活動は新しいことに気軽にチャレンジすることができるため、いろいろな経験をしながら学生生活を送ることができます。また、サークルの先輩方は学生生活で分からないことや授業のことなども教えて下さるので学業の面でも充実すると思います。
 受験生は様々な知識を習得しなければならなくて大変かもしれませんが、受験生活で得た知識は大学で自分で興味を持った事柄を探求していく際にとても役立つものだと思います。また、大学生活では自由度が高い分、主体的に勉強をしたり、活動することが求められます。そのため、わからないことや、不得意なことは友人に手助けしてもらったり、時には協力して学生生活を送っていくことが大事だと思います。

情報・生体工学プログラムに進学して

情報科学専攻情報科学プログラム 博士前期課程1年

黒木 麻衣(鹿児島県立武岡台高校 卒業)

 私が情報・生体工学プログラムを選んだきっかけは、AI(人工知能)や、機械学習などの技術に興味があったからです。入学当初はパソコン操作に不慣れで、この学科でやっていけるのか不安だらけでした。ですが、授業を通して情報端末機器について詳しく学ぶことができました。
 大学の魅力はなんといっても時間の自由度にあると思います。工学部は多忙でバイトやサークル活動をできない、する余裕がないと言われることがありますが、時間を効率よく使えば様々なことに挑戦できます。私は大学一年の春から飲食店でアルバイトをしており、土日を含め週に3日ほどバイトをしています。私は軽音サークルに所属しており、サークルの仲間とバンドを組み充実した日々を送っています。サークルに入ると、他学年、他学科の様々な学生と交流ができます。
 また、全休(授業がない日)や、1ヶ月以上ある長期休みには友達と遊びに行ったり、推し活に励んだりと高校生の時よりもはるかに自由に時間を使えます。その分、勉強も自主的に行わなくてはならないため、計画的に課題や試験勉強をする必要があります。自分で責任を持って計画を立てる力がつきます。
 私は工学部に入る上で、女子が少ないことを不安に思っていました。実際、女子学生の数は多くありませんが、勉学において男子だから女子だからと区別されることはありません。皆が等しく講義を受けるので、女子が少ないことによる不安はそこまで感じませんでした。分からないところは同級生や先輩に相談をして試験を乗り越えました。
 受験生の皆さんにとって今様々な選択の時期だと思います。たくさん悩むこともあると思いますが、より後悔の少ない方を選択してほしいです。

建築学科の魅力

工学専攻建築学プログラム 博士前期課程2年

早坂 秀悟(愛知県立豊橋東高校 卒業)

 自分は小さい頃から建築が好きでした。小学生の頃、建築関係のTV番組を見たことが影響で建物に興味を持つようになりました。お客さんができあがった建築を見て、嬉しそうにしている姿や、感極まって泣いている姿に影響を受け、将来は建築を勉強すると決めました。
 建築学科では様々なことを学びます。建築に関係する数学や物理は基礎として学び、その後専門の科目を勉強することになります。この学科の特徴である設計課題では、図面を書いたり、模型を作ったりと、自分の考えた建築を形にすることができます。図面に関しては、最初何が書いてあるのか分かりません。ですが、課題を行い自分で調べながら試行錯誤することで、理解できるようになっていきます。図面表現が上達し、自分の考えた建築を模型でうまく表現できるようになっていくところが、建築学科の魅力だと思います。様々な建築を調べるにつれて、今まで当たり前で気づかなかったものも面白く見えてきます。設計課題は考えることが多く難しいですが、先生に指摘をいただきながら建築を考えるのは面白いです。工作が好きなひとは、模型作りも楽しんで行えると思います。
 建築に興味のある人はぜひ、建築学科を目指していただきたいなと思います。

私が建築学科を目指したきっかけ

工学専攻建築学プログラム 博士前期課程2年

吹留 史恵(鹿児島県立鶴丸高校 卒業)

 私が建築学科への進学を目指した理由は、建築家ってかっこいいと思い、憧れたからです。「この建物、私が設計したんだ」とか「私、建築家なんだ」とか言えたらかっこいいなと感じ、建築の道に進みたいと思い始めました。しかし、中学生の時、美術の先生に「君は独特な絵を描くね。」と、遠回しに絵が上手ではないと言われたことがあるくらい、絵を描くことは全く上手ではありませんでした。加えて、私は世界や日本で有名な建築家のこと、建築物のことはほとんど知りませんでした。そのため、私は他の人たちと比べ、建築においては遅れたスタートであったと思います。しかし、空間をデザインしたい、建築家になりたい、設計をしたいと強く思い、建築の道に進むことを決心しました。
 建築学生として専門分野の勉強や設計課題に取り組む生活は、正直大変なこともあります。設計課題では、絵は上手ではないけど、その分、綺麗な模型や図面を作ろうと寝る間を惜しんで取り組むこともあります。しかし、辞めたいと思ったことはないし、そんな生活が新鮮で、充実しています。そして何より楽しいです。また、自分には考えられないような設計をする同期や先輩方もいて、刺激も沢山あります。私は建築学科に進んで本当によかったと感じています。
 受験生の皆さんは、自分のやりたいことを見つけて、自分のためになる進路選択をしてほしいと思います。そして、その自分のための進路選択が建築学科への進学であったら嬉しいです。

共通クラスを志望した理由

化学工学プログラム 4年(共通クラスから配属)

山之内 結心(加治木高校 卒業)

 私が共通クラスを志望した理由は、自分の将来の方向性が決まるプログラム選びを、自分で探し集めた情報や高校の先生方から教えていただいた情報だけで決めきれなかったからです。文字で見た情報や聞いた情報ではなく、実際に自分がいろいろなプログラムの授業を受けたのち、将来の方向性を判断したかったというのが大きな理由です。現在私は、前期を終え希望するプログラムに配属されました。前期の間共通クラス生として授業を受けてみて感じた率直な感想は、共通クラスでよかったということです。実際、先進工学科の6つのプログラムの授業・実験だけでなく、先生方から各プログラムのより深い情報を聞いたり、先輩方から自身のプログラムで過ごしてきてどうだったかなど有益な情報を得ることができました。

 私は1年後期から、希望していた化学工学プログラムに配属されました。共通クラスに入る前から、このプログラムに魅力を感じていたのですが、共通クラス生として化学工学プログラムの授業や話を聞いて、これからの社会に必要不可欠な分野であると感じ、様々な分野に関わることのできる化学工学を学びたいと思ったからです。

 私は、Free Spotという主に子供に関するボランティアのサークルに所属していますが、私が参加したあるボランティアは、子供たちだけでなくその親御さんや地域の方々とも触れ合えて、自分にいい刺激になりました。大学は、いろいろなサークルや部活に所属でき、アルバイトも行うことができます。ぜひ多くのことに挑戦して、たくさんの経験を積んでいってほしいです。