在校生インタビュー

大学でできること

機械工学科 3年

渡邊 咲瑛(福岡県立小倉高等学校 卒業)

 私が鹿児島大学の工学部機械工学科に入学した理由は理系の分野や物理に興味があり、工学の知識を詳しく得たいと思ったからです。私は将来、人の役に立つロボットを作りたいと思いました。そのためには4大力学(機械力学、熱力学、流体力学、材料力学)と呼ばれる学問や、高校数学よりも高度な数学を学ぶ必要があり、それらを学ぶには機械工学科が一番適していると思いこの学科を選びました。
 また私が鹿児島大学に通うためには一人暮らしをする必要がありましたが、学生の間に一人暮らしをすることで社会に出た時に自立しやすくなると思いました。レポートや課題、試験などをこなしながら、日々の生活において料理や洗濯、掃除を自分一人ですることは大変ですが、必ず将来の自分のためになると思います。
 鹿児島大学では成績優秀者には成績優秀者賞や学部長賞が与えられます。これらの賞を目標に日々の課題や試験を頑張ることができると思います。さらに大学では高校とは異なり、自分の興味があることや自分の将来の役に立つであるであろうことを選択し学ぶことができるのでより主体性を持って学問を学ぶことができるようになります。主体性を持って学ぶことで学んだことが身に付きやすくなると思いますし、日々の生活も楽しくなっていきます。学問を学ぶにあたって目標を立てることは非常に大切だと思います。
 私は将来、人の役に立つロボットを作るために大学院まで進学し、より専門的な学問を学ぶという目標を立てています。そのために今は与えられた数学や物理、英語の課題を確実に行っていこうという意識を持っています。このような目標を立てることで充実した大学生活を送ることができています。夢を叶えようという意志があるならば、困ったときは鹿児島大学の先生方や先輩方が親切に教えてくれます。将来の自分を育てる一歩として鹿児島大学工学部の機械工学科への進学を検討してみてください。

より充実した未来のために

工学専攻機械工学プログラム 博士前期課程1年

安倍 嵩士(福岡県 福岡大学付属大濠高校 卒業)

 私が機械工学科を受験した理由は、機械材料、切削機械、制御工学など、機械のことについて幅広く実践的に学ぶのと同時に、機械(ロボット)を自分の力で組み立てて、動かしてみたいと思ったからでした。また、機械工学科には様々な種類の授業があり、企業への就職率が高く、立地が良いなど考慮して、受験を希望しました。
この学科で、勉強すべき授業としては、4力学(材料力学、機械力学、流体力学、熱力学)に関するものと、数学や英語の授業が挙げられます。なぜなら、大学院に進学するときに、これらの科目の試験を受ける場合が多く、将来の研究に役立つからです。また、英語に関しては、英語の論文を読むことがあり、工学にかかわらず、様々な分野でも使えます。
 大学では自己責任という言葉を聞く場面が増える一方、自由にできることも増えてきます。私は、三次元CADやプログラミング、機械部品、機構、制御などの知識や技術をより深く学び、実践的にロボットを動かしたいと思い、ロボット研究会というサークルに参加しています。また、友達と一緒に週2でスポーツを楽しみ、筋トレで体を鍛え、プログラミング大会に参加するなどして、充実した日々を送っています。このように、大学には、自分の好きなことをする、高校では習わないような専門的なことを実際に学ぶ、将来の仕事や研究について考えるなどの機会がたくさんあります。興味があれば、海外留学、講演会、ボランティアなどに参加する、あるいは、旅行に行くこともよいと思います。
 基本的に多忙と言われるこの機械工学科ですが、時間を効率よく使い、レポートや試験対策などをしっかりとすれば、学業やサークル、バイトなどを同時にこなすことは可能です。だから、自分のしたいこと、自分のためになることにチャレンジしてみてください。(ただし、学業は優先すべきです。)
高校で習う科目(特に物理、数学、英語の三科目)はこの学科でも必要となってきます。その知識を使い、深めていきたいと思っている学生にとってはよい環境が整っているので、ぜひ入学して、より良い将来を築くための力を養っていってください。

電気電子工学を目指している受験生へ

電気電子工学プログラム 1年

西府 大斗(宮崎県立都城西高校 卒業)

 大学に入学してから約半年が経ち、1人暮らしや授業、サークル、バイトにも慣れ始め充実した学生生活を送れています。私は高校3年時に鹿児島大学工学部先進工学科電気電子工学プログラムを目指しました。志望の動機は私が興味を持っていたワイヤレス充電の研究を行っていたことと有名企業へ就職することができることでした。私は自分のコミュニケーション能力と入学に対する熱意を評価してもらいたいと考え、学校型推薦Ⅱを利用しました。
 鹿児島大学に入学し、始めに思ったことはキャンパスの広さと、サークルの充実度、学生のサポート体制の手厚さです。特にサポートの面に関して、入学したての時は学部の先輩方がアドバイザー・学生相談委員となり、履修登録や悩みの相談に乗ってくれます。私も相談に乗ってもらえたおかげで、入学当初の不安を解消することができ、早く大学生活に馴染むことができました。
 大学生活を送るにあたり、一番大事なのはやはり勉強です。高校までとは異なり、勉強を強要されることがないため、自分の頑張りしだいで成績に大きな差が生まれます。そのため自発的に勉強に取り組むことが非常に大切です。特に電気電子工学プログラムは鹿児島大学の中でも勉強が忙しいと言われます。そのため高校生のうちに勉強の習慣を身に着けておくと大学入学後も勉強への心配が減り、サークル活動やバイトなど自分のやりたいことをやれる時間が増え、楽しい大学生活を送れるようになると思います。また、勉強を頑張と半期毎に成績優秀者賞や学部長賞を頂けます。私もこの表彰をモチベーションに毎日の課題に取り組んでいます。また、進級すると電子物性デバイス工学コース、電気エネルギー工学コース、通信システム工学コースの3コースに分かれ、より専門的な分野を学ぶことができます。
 このように、鹿児島大学には自分の夢を実現することができる環境が整っており、楽しく充実した学生生活を送ることができるので、あなたの入学を待っています!

鹿児島大学を受験しようと思っている受験生へ

電気電子工学プログラム 2年

内山 裕美菜(熊本県立済々黌高校 卒業)

 私が電気電子工学プログラムに入った理由は、将来幅広い業界に進めるという話を高校の先生に聞いたからです。私は高校三年生の夏になってもどの学科に行こうか悩んでいました。先生に相談すると電気電子工学系の学部は幅広い業界から就職先を選ぶことができるので、在学中に自分の興味のあることを探すことができるという話を聞きました。鹿児島大学では卒業後、電気系メーカー、電力会社、自動車メーカーなどに就職している先輩方が多いです。就職先でこのようなたくさんの選択肢がある学科はあまりないと思います。
 私の高校は普通科しかなかったので、電気に関することは物理で少し習いましたが、私が現在学んでいる専門的な知識は習いませんでした。この学科では身近な電化製品の仕組みや身近な電気現象などの新しい専門知識を学ぶことができて、新鮮で面白いです。しかし、高校の勉強を受動的な姿勢で学ぶ人も多いと思いますが大学では自ら積極的に学ぼうとする姿勢が大切です。専門的な知識を学ぶにつれ授業内容の難易度はかなり上がります。
 私が工学部のこの学科に入学した当時は不安でいっぱいでしたが、親しみやすい先生や優しい先輩、そして同じ目標に向かって一緒に頑張れる仲間に出会うことができて楽しい大学生活を送っています。大学生活は勉強、アルバイト、サークル活動で毎日忙しい日々を過ごしています。将来は、女性に限らず多くの人があったらいいなと思うものを製品化し、近未来的で持続可能な社会作りに携わりたいと考えています。

モノもシステムも作れる学科(編入生)

電気電子工学科 3年

山下 燿梨(鹿児島工業高等専門学校 卒業)

 私が鹿児島大学工学部電気電子工学科に編入学した理由は、宇宙開発にエンジニアとして携わりたく、様々な方向から関わることができるのは電気電子工学であると考えたからです。電気電子工学科の強みは、電気回路学や電気機器学などのハードウェアからプログラミングや制御システムなどのソフトウェアまで、学べる幅が広いことだと思います。
 私の年の電気電子工学科の編入生は異例の1人だったため、入学当初は友達作りに苦戦しました。しかし、編入生は3年生の科目以外の低学年の科目も履修する必要があり、他学年の友達ができました。また2つのサークル(SATSUMAロケット研究会、天文同好会)に入ったことで、他学科との繋がりもできました。さらにアドバイザー・学生相談員制度があり、大学院の先輩や先生に履修登録などを気軽に聞くことができたため、助けられました。
 大学は高専に比べて授業が詰まっておらず(空きコマがある)、自主的に勉強をすることが求められています。逆に言うと、様々な時間の使い方ができるということです。レポートがそれなりに大変ですが、余った時間はサークルでロケットづくりを行うことや、他学科の機械学習勉強会に参加させてもらい、自主的に興味のあることに挑戦できました。
 今まで学んできた知識で、一番役に立ったと思うことは数学の知識です。これは電気磁気学や電気回路学を筆頭とする電気電子工学を勉強するためには数学は必要不可欠だからです。入学前に三角関数や微分積分を習得しておくといいかもしれません。
 入学後に後悔したことは、英語の勉強が不足していたことや第3種電気主任技術者試験などの専門の資格をもっと取得しておけばよかったということです。これは資格が必要であるというわけではなく、資格勉強を通して内容に興味を持つことで授業に対してもさらに勉強意欲を向上させることができるからです。興味をもっていること、いないことでは授業への姿勢や理解度が全然違います。編入生は自分の興味のある研究の論文などを読んでみることも良いかと思います。
 高専時代5年間は門限や点呼のある寮生活をしていた経験もあり、21:30の閉館まで図書館や学生交流プラザで集中して勉強できる点や、遅くまでサークルができる点に、大学生そして一人暮らしの自由を感じています。また鹿児島中央駅が近いこともあり、そこから空港にも行けるため旅行や帰省時の交通の便もいいと思います。
 他にも他学科とのコラボ研究ができる点や、地域問題を取り上げる授業がある点が鹿児島大学の強みだと思います。ぜひあなたも鹿児島大学で学んでみませんか?

電気電子工学科を目指している受験生へ

工学専攻電気電子工学プログラム 博士前期課程1年

囿田 悠希(熊本県立熊本北高等学校 卒業)

 私は高校時代に電磁気に興味を持ち、将来は電気関係の仕事に就きたいと考えていました。このため、鹿児島大学の電気電子工学科を受験し入学しました。将来優れた技術者になるために、電気電子工学科で講義や実験に日々取り組んでいます。勉強や実験はとても難しく大変ですがサポート体制がしっかりしており、頼りになる教授にも支えられ頑張っています。鹿児島大学の電気電子工学科は電子物性デバイスコース、電気エネルギーコース、通信システムコースの3コースで構成されており、各分野の専門科目を1年次から学んでいくことになります。その中でも私は1年前期に開講される電気回路学が重要だと考えています。電気回路学で学ぶ内容はどの分野でも取り扱うことになるため、しっかりと理解する必要があります。
 電気電子工学科はよく勉強やレポートに追われて遊んだりする時間がないと言われますが、実際のところはサークルに入っている人も多くいますし、夏休みなどの長期休暇には友達と旅行などをすることもできるので、とても充実した大学生活を送ることができます。
 さて、電気電子工学科に入学にするにあたって1番大変なのは大学受験だと思います。私も大学受験はとても苦労しましたが、なんとか合格することができました。受験を通して学んだことは、時間を効率的に使うことが大事であるということです。受験までは時間が限られており、その中で他のライバルよりも点数を取らなければなりません。このため、効率よく勉強することが合格への近道ではないかと思います。また、高校の時から時間を効率よく使えるようにしておけば、忙しい大学生活も有意義に過すことがでます。大学では実験科目等で大量のレポート課題が出されるため、これらを乗り越えるためには受験勉強と同じように時間を効率よく使っていく必要があります。このため、今のうちから慣れておくと、その経験が大学生活において活かされるのではないかと思います。
 大学受験はとても辛く苦しいものだと思いますが、その先には明るい大学生活が待っています。人生一度きりしかない大学生活を過ごし様々なことに取り組んで人生のプラスにしてください。ぜひ、鹿児島大学で充実した大学生活を送って下さい。

共通クラスから海洋土木PGに入って

海洋土木工学プログラム 2年

五反田 尚大(小倉南高校 卒業)

 こんにちは。海洋土木PG2年の五反田尚大と申します。今回は、私が何故共通クラスに入ったのか、何故配属先として海洋土木PGを選び、入った結果どうだったかについてお伝えし、受験生の皆様にメッセージを送ろうと思います。

 まず、何故私が工学部共通クラスに入ったかというと、受験直前まで工学部を全く志望していなかったからです。私は高校3年間他の学部を志望していたので(とは言うものの高校理科、特に化学は好きで、工学自体に全く興味が無かったわけではありません)、工学部で何がしたいかが明確に定まって無かったのです。なので、私の経験から言うと、具体的に何がしたいか決まっていない方に共通クラス(括り枠)はオススメです。共通クラスでは一年前期で先進工学科の各プログラムでどのようなことを学んでいるかを実際に体験し、後期で希望する配属先に行くことになります。私が大まかに自分のしたいことを見つけることがでたのは、様々なことを体験して学んだ前期の期間があったからだと思います。

 次に海洋土木PGに入ってどうだったかについてです。前述した通り、共通クラス入学時点で何も決まってなかった私ですが、海も対象にしていること、土木という公共性の高いことで世の役に立ちたいと思ったこと、そして、国立大学では鹿児島大学のみにしかないということから海洋土木PGに所属することにしました。さて、このPGに所属してどうだったかについてですが、率直に言って、このPGを配属先に選んで良かったと思っています。授業の内容は面白いですし(高校の地理の答え合わせのようで海洋学総論という講義は特に好きでした)、先生達のサポートも手厚いです(一ヶ月間入院して授業に遅れをとってしまいましたが、サポートがあったお陰で何とかなりました)。今後もこのPGで多くのことを学び、海洋に携わることができればと思っています。

 最後に受験生の皆様に向けてのメッセージですが、受験は悔いがないように限界を超えて頑張ってみてください。前述の通り私は高校三年間ずっと志望していた学部に行くことはできませんでしたが、今では三年間頑張った結果だと思って納得しており、そのおかげで前を見て新しくしたいことを見つけることができています。皆さんの受験がうまくいくことはもちろんですが、それ以上に、受験の中で悔いが残らないようになることを切に願っております。

海洋土木工学科に入学して

海洋土木工学科 3年

鴨井 里佳(鹿児島県立川内高等学校 卒業)

 私が海洋土木工学科(現:先進工学科海洋土木工学プログラム)を志望した理由は、土木と海洋の工学について学べる学科だったためです。小さい頃からものを作ることが大好きであったことと、2011年の東日本大震災で街や人が津波に呑まれる動画を見て、災害から人の命を救いたいという思いから、この学科を受験しました。
 約2年間様々な分野について学んできて、どの講義もとても興味深いものばかりでした。特に「構造力学」「土質力学」「水理学」は、講義内容を日常で体験して来たこと(例えば、ぬかるんだ土の上に自分が立った時、自分は少し沈み、さらに地面から水が出てくる。定規をそらせた時、定規が元に戻ろうとする力が自分の手にかかっているなど)を踏まえて、自分なりに解釈しながら理解していくことがとても楽しいと感じました。「測量学実習」は、TSやレベル、標尺を実際に使い、手簿を整理して、距離や角度を求めていきます。ミリ単位のズレで誤差が許容範囲から外れてしまうので、正確に測量していくことがとても楽しいです。
 「工学部」と聞くと、男性ばかりの学部というイメージがあるかもしれませが、最近は女性の人数も増えてきています。他の学部と比べるとまだ人数は少ない方ですが、逆の意味で捉えると、人数が少ないからこそ、女子全員と仲良くなることができます。私は、この2年間同期の女子と過ごしてきて、とても楽しかったです。講義で分からないところがあれば、講義後に教えあったり、テストが近づくと一緒にテスト勉強をしたりと、みんなで共に試練を乗り越えてきました。時間があれば、誰かの家に集まりご飯を食べたり、遊びに行ったりと、学外でも楽しい時間を過ごしています。新型コロナウイルス感染症により、前期は会えていませんでしたが、後期に久々に会うとやはり同期の女子が好きだなと思いました。
 同期の女子だけではなく、院生から1年生までの全学年女子とも交流があります。以前は、新入生歓迎のご飯会を行ったり、1年間お疲れ様ご飯会を行ったりしていました。新型コロナウイルス感染症が流行してからは、教室に集まり感染に気をつけながら女子会が開かれています。このたくさんの女子会で、これからの講義内容についてや就職などの将来のことについて知ることが出来たり、縦の関係を作ることが出来たりしました。もし、女子の人数などで心配なことがあるのならば、このような交流があるので安心して受験してください!
これからまだまだ学ぶことはたくさんありますが同期と協力し合いながら勉学に励んでいこうと思います。

海洋土木工学プログラムでは何を学べるのか

工学専攻海洋土木工学プログラム 博士前期課程2年

松尾 風雅(長崎北陽台高校 卒業)

 私が学んでいる海洋土木工学は,皆さんの暮らしを豊かにするための学問です。道路,鉄道,橋梁,トンネルなどの毎日の生活に欠かせない構造物を作って守っているのは土木工学を学んだ先輩達です。また,環境問題や防災も海洋土木工学にとって重要なテーマです。
 私はその中でも,豪雨による土砂災害を対象として,なぜ土砂災害が起きてしまったのか?同じことが起きないようにするためにはどのような対策を行えばよいのか?という防災についての研究を行っています。具体的には,鹿児島県のシンボルともなっている桜島を対象として,豪雨によって土石流が発生する場所をAIによって予測するという研究をしています。ドローンを使って桜島の地形データを取得し,そのデータをディープラーニングによってAIに学習させることで,次に大雨が降った時に土石流が発生する場所はどこか?を予測しています。この研究は,ある企業との共同研究プロジェクトの一環で行われているので,定期的に企業の方と研究に関する議論をする機会があり非常に勉強になっています。また,9月には共同研究の関係で,その企業のインターンシップに参加させていただきました。実際に現場に行って業務に参加することで,大学では学べないことを体験することができ,自分の将来について考える良い経験になりました。
 海洋土木工学は,構造物を建設するだけでなく,維持管理,環境問題,防災問題など様々なことに挑戦できるのが魅力だと思います。私のようにAIを使って防災について研究している人もいます。是非,海洋土木工学プログラムに入って,一緒に海洋土木工学について学びましょう。

海洋土木工学科の魅力

工学専攻海洋土木工学プログラム 博士前期課程1年

束元 大介(宮崎県立日南高等学校 卒業)

 “土木の仕事は地図に残る” 私は、この言葉に魅力を感じ、この学科に入学しましたが、この4年間の学習から、“土木”の偉大さをさらに痛感しました。この四年間で私なりに考えた“土木”に求められる意義について3つ紹介します。
 (1) 道路、橋梁、港湾など生活に欠かせないインフラ整備を行い、生活環境を維持する。
 (2) 土木による対策で、災害の被害を最小限に食い止め、人命を守る。
 (3) 現在よりも、快適で安全な生活を送れるように、土木技術の発展・向上に励む。
 つまり、私たちが今、何不自由なく過ごしているのは、“土木”が支えているからだと実感しています。ぜひ、“土木”について興味を持ってほしいと思います。
 ここから具体的に講義の内容について、私が好きだった「海洋土木実験」を例にご紹介します。大学での授業は講義形式のものだけではなく、実験もあります。仕事現場でも実際に使われる機械を用いた測量、コンクリートを実際に作って強度の検討や、津波などに対する実験など、色々なことを経験することができます。学科のみんなと協力して、考察を行い、試行錯誤しながら目標を達成することは、実践的で良い経験になりました。
現在、4年間の集大成として、卒業論文に取り組んでいます。地盤工学に関する研究室に配属され、「斜面崩壊における数値シミュレーション評価」について研究を進めています。斜面崩壊の挙動の数値シミュレーションを開発し,防災・減災技術の開発に貢献することを目標としています。現状ではまだまだ課題も存在するものの、教授や先輩のご指導の下、少しずつではありますが目標に近づいています。
 受験生の皆さん、海洋土木工学科(現:先進工学科海洋土木工学プログラム)では、専門的な知識を得るだけでなく、社会で活躍する技術者としてのスキルも身につけることもできます。将来、「人の役に立つ構造物を設計・施工したい」「災害の強い社会、日本をつくりたい」などの夢を実現できる環境が海洋土木工学科にはあります。大学受験は大変で苦しいものだと思いますが、その先には、明るい大学生活が待っています。皆さんの進路実現を応援しています。

表彰制度を目標に勉強を頑張っています

工学専攻化学工学プログラム 博士前期課程2年

時吉 泰世(鹿児島県立川内高等学校 卒業)

 鹿児島大学の魅力は、先輩が後輩の相談に乗ってくれる、アドバイザー・学生相談員制度があるところです。入学してから、履修登録やわからないことがあっても、先輩方が親身になって教えてくださるので非常に助かりました。また、交通の便が良いところも魅力です。私は電車通学をしていますが、とても楽です。
 大学では、学業に一番打ち込んでいます。鹿児島大学には、成績優秀者賞、学部長賞のように頑張ったら表彰される制度があります。大学では勉強を強要されないので自分の頑張り次第で成績に大きな差が出ます。私はこの表彰制度を目標に、勉強を頑張っています。今期から研究室に配属されました。先輩方についていけるよう専門の勉強を頑張り、また、サークルも引退の年なので、最後まで悔いの残らぬように全力で取り組み楽しみたいです。大学の留学制度を活用して2か月間の短期留学をしました。そこで、日本人がいかに消極的なのかを痛感しました。帰国してからは、気になるところや疑問に思ったところは可能であれば積極的に質問するように心がけるようになりました。
 鹿児島大学では自分の好きなことを学べるので、勉強が楽しいという感覚がわかります。先生方や先輩方も親身になって、進路相談などに応じていただけるので夢をかなえるのに最適だと思います。また、大学への求人件数も多いので、就職にもかなり有利だと思います。ぜひ進路検討の参考にしてみてください。

生物・化学を工学部で学ぶこと

化学生命工学プログラム 1年

西薗 みなみ(時任学園樟南高校 卒業)

 『工学部』というとどんなイメージがあるだろうか?とにかく男子が多い、機械、建築、情報系・・・少しとっつきにくい。少なくとも化学や生物のイメージは私にはまったくなかった。ちなみに化学生命工学プログラムは女子学生もとても多いので安心してほしい。

 「物理選択でなくては工学部を受験できない。工学部に行く気はないか?」と生物の先生に問われたのは、高校1年の文理選択の時期だった。国立理系に進学することしか決めていなかった私は、「大好きな」生物を選択するか、「あの」物理を選択するかギリギリまで迷っていた。まさか生物の先生に物理を勧められると思っていなかったため心底驚いた。

 工学部で化学や生物を学べると知ったのはその時である。

 鹿児島大学では工学部以外に理学部や農学部、水産学部などでも「生物」を学ぶことが出来る。その中で私が工学部を選択したのは、物理、生物、化学の3つの分野を融合させて研究することに大きな魅力を感じたからだ。研究対象を様々な方向、広い視野で見ることが出来るということは、研究者としてとても重要なことだ。

 私はまだ1年生のため、専門科目は少ない。多くは自分の視野を広げるための教養科目である。前期の科目の中で最も印象に残ったのが『初年次セミナー1』という科目だ。様々な学部学科のグループのメンバーと協力して1つのプレゼンテーションを作り上げる。自分とは全く別の方向からの意見、意見の食い違いから繰り広げられる討論。大学生になったのだと最初に実感した授業だった。

 サークル・部活の活動の自由度もこれまでと比べ物にならないほど高い。私は探検部という部活で登山を主に活動しているが、今までと全く違う世界が毎度新鮮だ。勉強はもちろんだが、サークル活動やアルバイトなど今しかできない経験を積むことも大学生にとって大切なことだと思う。

 生物を将来学びたいと考える高校生は、迷わず生物を選択する前に少し考えてほしい。工学部は物理を選択しなくては受験が難しい。私が高校の先生に言われたことだが、「大学からでも生物は思い切り勉強できる」。物理を嫌う人は多いが、物理を学ばなければわからない生物や化学の世界がある。

 将来どんな研究者になりたいのか、どんな人の力になりたいのかイメージしながら受験を乗り切ってほしい。希望する進路に受験生の皆さんが進めることを心から願っている。

化学生命工学プログラムに進学して

化学生命工学プログラム 1年

松岡 明寛(鹿児島実業高校 卒業)

 私はもともとコンピューターが好きで、当初は工学部の情報系の学科へ進学するつもりでいました。しかし、受験生活の中で、ありとあらゆるものの構成要素である原子、分子にロマンを持ったことや、製薬や生命分野の事柄に興味を持ったことにより現在の化学生命工学プログラムに進学しました。
 高校と大学とで一番違うのはやはり、自由度の高さであると思います。大学では必修科目といって必ず受けなければならない講義もありますが、共通教育科目と言って、自分の学部外の教授や講師の方々の講義を受けることができ、純粋に知性と教養を深め学問に取り組むことができます。他にも様々な学部や県の方々と交流することができるため、いろいろな人からの刺激を受けながら勉強することができます。
 鹿児島大学の職員の方々は学生生活が充実するように生徒に寄り添って下さっているため、わからないことや悩み事の相談に乗って下さるだけでなく、様々な充実した設備を利用できるようにしてくださっています。大きく、いろいろな本を読むことができる図書館や、きれいで勉強に集中できるような自習スペースはもちろん、郡元キャンパスでは中央食堂を入れて4つほどのレストランを利用できます。
 学問以外にもアルバイトやサークル活動などの学外の活動も大学生活の魅力です。私は軽音サークルに所属し楽しくギターを練習しています。難しくなかなか習得できないこともありますが、充実した日々を送れています。サークル活動は新しいことに気軽にチャレンジすることができるため、いろいろな経験をしながら学生生活を送ることができます。また、サークルの先輩方は学生生活で分からないことや授業のことなども教えて下さるので学業の面でも充実すると思います。
 受験生は様々な知識を習得しなければならなくて大変かもしれませんが、受験生活で得た知識は大学で自分で興味を持った事柄を探求していく際にとても役立つものだと思います。また、大学生活では自由度が高い分、主体的に勉強をしたり、活動することが求められます。そのため、わからないことや、不得意なことは友人に手助けしてもらったり、時には協力して学生生活を送っていくことが大事だと思います。

ウミガメ一色に染まったキャンパスライフ

情報生体システム工学科 4年

宮島 櫻子(福岡私立西南学院高校 卒業)

 私は小さい頃からパソコンを扱うことが好きで、元々テクノロジーに興味がありました。その裏側の情報工学を学びたいと思い、情報生体システム工学科(現:先進工学科情報・生体工学プログラム)に入学しました。学問以外にやりたいことがない状態で入学しましたが、地元を離れてまで鹿児島大学に入学して本当に良かったと思います。
 その一番の理由は学生を支援していただける制度が非常に多いことです。
 私は大学に入学して何か新しいことに熱中したいと思い、珍しさに惹かれて「ウミガメ研究会」というサークルに入りました。夏場に県内の浜に行き、実際にウミガメの産卵や子ガメの孵化を見て、その生体を研究する日本でも珍しいサークルです。
 この記事を読んでくださっている方は、鹿児島県が日本で一番ウミガメが見られる場所であることをご存知でしょうか。このことは地元の方にもあまり認知されていません。そこで私はこんなに素敵な環境であることを知らないのはもったいないと思い、ウミガメの認知向上を目的として、小学生の自由研究をサポートするイベントを企画しました。実際にウミガメを見ることができる浜に行き、海に関する授業を企画しましたが予算の点で苦戦しました。そこで学内の「進取の精神チャレンジプログラム」という制度を活用することで、無事に実施することができました。これは学生が企画から運営までを行い、それを大学が支援してくださる制度です。最終的にはこの企画が優秀賞を受賞でき、テレビ局に密着取材をしていただけたおかげで、微力ですがウミガメの認知向上につなげられました。
 現在は研究室に所属して、日々研究に勤しんでいます。研究テーマを決める際、大好きなウミガメと人工知能に関する研究をしたく、それを先生方に相談した際、反対されず、好きな研究をすることを承諾していただけました。さらに日々私の研究に役立ちそうな情報があればたくさん教えて下さります。研究が行き詰まった時は、親身になって相談に乗って下さりますし、先生方は研究者でもあるので、私が知らない知識を吸収できて学業面でも日々充実しています。
 他の大学に通っている友人の話を聞いても、学内の支援制度の利用しやすさ、先生方の人柄の良さは鹿児島大学が一番だと思います。
大学生活の中で、学業面ではやりたかった情報工学を学べて、課外活動ではウミガメにも熱中できて本当に鹿児島大学に入学して良かったです。

大学にはたくさんのチャンスがある

情報生体システム工学科 4年

小迫 和昴(宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校 卒業)

 私はもともと脳科学に興味があり、脳とAIの関係について勉強できる場所を探していました。しかし、私が調べたどの大学も脳は脳科学、AIは情報工学というように専門分野が分かれており、私はどちらかを選択しなければいけないと半ば諦めていました。そんな時友人から、鹿児島大学の工学部情報生体システム工学では、どちらも勉強できることを聞き、この学科を選びました。実際に、本学科ではAI・プログラミングを勉強できたり、脳波や眼球運動など生体計測をすることができたりとカバーする範囲はとても広いです。私は高校在学時、特に生物を履修していなかったのですが、本学科で一から勉強することができました。そこで、生体認知の分野に興味をもち、今ではヒトの知覚に関する研究を行っています。専門科目を受ける中で、ぜひ自分のやりたいことを見つけ、それを突き詰めていってください。
 また、当時この学科では指定されたプログラムを受けると、理科と情報の教員免許を取得することができました。(現在は「工業」のみ取得可能なようです)私は情報の教員になることを目指して、専門科目以外にも教育関連の科目をとり、教育実習に行きました。実際に母校の生徒・先生方と触れ合う中で、生の教育現場を見ることができました。厳しいこともありましたが、何より楽しく、そこでたくさんのことを学び・吸収することができました。そしてこの経験が、私自身の大きな転機になり、今でも教育実習に行けたことをよかったなと思っています。
 大学では動けば動くほど、様々な機会を掴むことができ、自分の思い描く夢や希望を叶えることができるので、ぜひ大学生ライフを満喫して下さい。

思いを形に

工学専攻情報・生体工学プログラム 博士前期課程1年

梶浦 梨央(宮崎県立宮崎大宮高等学校 卒業)

 私がこの学科を選んだきっかけは高校時代に所属していた生物部での活動にあります。そこでは、ハクセンシオマネキという絶滅危惧種の白い小さなカニについて研究していました。干潟に行くとそのカニがたくさん生息しているのですが、人が近づくとあっという間に巣穴に逃げてしまって再び巣穴から出てくるまでに数十分はかかってしまいます。そのため生体調査のために生息数を調べるのは困難です。そこで計画されたのがコンピュータで自律飛行させたドローンで上空から空撮を行い、その動画を解析することで楽に数えようという作戦でした。私はそれまで電子工作やプログラミングに触れたことなど全くなかったのですが本やサイトを読みながら手探りで進めていきました。卒業する前までに全てのシステムは完成できなかったもののArduinoというマイクロコンピュータでコントローラを制御して、全長30cmほどのドローンが自動で上昇、前進、着陸するところまではうまく行きました。この時の経験を通して、このシステムを完成させるに自分に足りなかったスキルがどういうものだったのか知りたい、さらに学んで想像したことが実際に実現できるようになったら楽しいだろうなと思いこの学科に入学しました。
 情報生体システム工学科は情報と生体の両方を学ぶことができるという点が大きな特徴です。情報系のことに興味がある人はもちろん、情報の力を使って生体に関する研究を行いたい人には良い学科だと思います。また、やりたいことが決まっていない人もこの学科ではアイディアを形にできるようになるような技術を得ることができます。先日、同じ学科の人たちと「ハッカソン」という決められた期間内で自由にシステムやものを作るコンテストに参加しました。そこで、「授業中に寝ている人をカメラで検出して周りに迷惑をかけることなくその人だけに音が届くようにして起こす」というプロダクトを作りました。これには学校で学んだプログラミングの知識がとても役立ちました。この作品は賞を頂けただけでなく、アイディアを形にできたという経験を行えたことが大きかったと思います。プログラミングは地道な作業ですが小さな成功を積み重ねていくことで大きなものが作れるようになっていきます。私もまだまだ勉強中なのでこれからもっとやれることを増やせるように頑張っているところです。あなたも思いを形にする方法をこの学科で学んでみませんか。

鹿児島大学での生活

工学専攻情報・生体工学プログラム 博士前期課程2年

中別府 弘樹(熊本高等専門学校 卒業)

 私は高専の出身で3年次編入で情報生体システム工学科に入学しました.大学の授業は難しいものもありましたが,演習,実習では大学院生がサポートとして入っているので,質問をその場ですることができ,実験や演習が進まなくなることはありませんでした.また,大学院生が担当となって学生相談を行っているので学業,生活に関して質問できる環境も整っており,生活するにあたっての不安は入学当初からほとんどなかったです.サークル活動も盛んで,先輩や同級生の友人は入学時にサークルに入ることでできることも多いのでサークルには所属してみることをおすすめします.
大学での研究はBrain Machine Interface に関する研究を行っており,学部の卒業研究,大学院での研究もその応用を行っています.私の所属している研究室では研究テーマごとに班分けされており,先輩,後輩と話し合いながら研究を進めることができ,研究室でのイベントもあるため研究が大変な時期はありますが,苦になることはないと思います.
 鹿児島で学部と大学院を合わせて3年間過ごしてきましたが,鹿児島はとても住みやすいです.大学の前を路面電車が通っており,鹿児島水族館や新幹線の通っている鹿児島中央駅へのアクセスも良く,市内は平坦な道が多いので自転車での移動もかなり楽です.そのため,アルバイトに行くとき,休日に遊びに行くときの交通の便はとても良いです.食事に関してはミールカードを使って学食で済ませる人も多くいますが,私はほぼ自炊で生活しています.大学の近くには24時間のスーパーがあり,忙しいときは工学部前の牛丼屋に行ったり,総菜や弁当を買うようにしています.大学周辺は大学生が過ごしやすい環境が整っているので1人暮らしでも不自由なく生活することができると思います.
 最後になりますが,受験生の皆さん,工学部は忙しいとよく言われますが,レポートやテストも情報を集めて臨めば効率よく進めることができ,自由に使える時間は高校の比ではないくらいに増えます.受験勉強が大変な時期だと思いますが今を乗り越えればとても楽しい大学生活が待っています.ラストスパートをかける時期ではありますが,体調に気を付けて頑張ってください.

私が建築学科を目指したきっかけ

建築学プログラム 2年

吹留 史恵(鹿児島県立鶴丸高校 卒業)

 私が建築学科への進学を目指した理由は、建築家ってかっこいいと思い、憧れたからです。「この建物、私が設計したんだ」とか「私、建築家なんだ」とか言えたらかっこいいなと感じ、建築の道に進みたいと思い始めました。しかし、中学生の時、美術の先生に「君は独特な絵を描くね。」と、遠回しに絵が上手ではないと言われたことがあるくらい、絵を描くことは全く上手ではありませんでした。加えて、私は世界や日本で有名な建築家のこと、建築物のことはほとんど知りませんでした。そのため、私は他の人たちと比べ、建築においては遅れたスタートであったと思います。しかし、空間をデザインしたい、建築家になりたい、設計をしたいと強く思い、建築の道に進むことを決心しました。
 建築学生として専門分野の勉強や設計課題に取り組む生活は、正直大変なこともあります。設計課題では、絵は上手ではないけど、その分、綺麗な模型や図面を作ろうと寝る間を惜しんで取り組むこともあります。しかし、辞めたいと思ったことはないし、そんな生活が新鮮で、充実しています。そして何より楽しいです。また、自分には考えられないような設計をする同期や先輩方もいて、刺激も沢山あります。私は建築学科に進んで本当によかったと感じています。
 受験生の皆さんは、自分のやりたいことを見つけて、自分のためになる進路選択をしてほしいと思います。そして、その自分のための進路選択が建築学科への進学であったら嬉しいです。

建築学科の魅力

建築学プログラム 2年

早坂 秀悟(愛知県立豊橋東高校 卒業)

 自分は小さい頃から建築が好きでした。小学生の頃、建築関係のTV番組を見たことが影響で建物に興味を持つようになりました。お客さんができあがった建築を見て、嬉しそうにしている姿や、感極まって泣いている姿に影響を受け、将来は建築を勉強すると決めました。
 建築学科では様々なことを学びます。建築に関係する数学や物理は基礎として学び、その後専門の科目を勉強することになります。この学科の特徴である設計課題では、図面を書いたり、模型を作ったりと、自分の考えた建築を形にすることができます。図面に関しては、最初何が書いてあるのか分かりません。ですが、課題を行い自分で調べながら試行錯誤することで、理解できるようになっていきます。図面表現が上達し、自分の考えた建築を模型でうまく表現できるようになっていくところが、建築学科の魅力だと思います。様々な建築を調べるにつれて、今まで当たり前で気づかなかったものも面白く見えてきます。設計課題は考えることが多く難しいですが、先生に指摘をいただきながら建築を考えるのは面白いです。工作が好きなひとは、模型作りも楽しんで行えると思います。
 建築に興味のある人はぜひ、建築学科を目指していただきたいなと思います。

唯一無二の空間をつくる

建築学科 4年

柳田 陸斗(鹿児島県立鶴丸高等学校 卒業)

 私は、幼いころからものづくりが好きで、趣味でずっと工作をしていました。大学受験をするにあたり、興味のあった「建築」と「アニメーション」のどちらの道に進むか悩んだのですが、高校の文化祭で教室展示をした際や、中高通しての美術部での活動の経験から、「空間をつくることの楽しさ」というものを感じ、建築の道を選びました。
 建築学科に入学してから、「建築の定義」について、自分なりに考えたことがあります。最初に思いついた定義は、「屋根(天井)と壁と床に囲まれたもの」です。確かに、自分が屋根(天井)と壁と床に囲まれていたら、「自分は今、建物の中にいる」という感覚がすると思います。では、壁がなくなったらどうでしょう。一気に開放感を感じると思います。ですが、それは完全な外ではなく、何かの空間の中にいる感じがします。襖を全開にした日本家屋もそうです。さらに、屋根(天井)もなくなったらどうでしょう。一枚の床の上にいるだけで、建物の中にいる感じはしないと思います。ですが、その床の上では自分なりの営みの余地があります。床の上という『領域』があるからです。建築とは「領域を構成するもの」では、ないでしょうか。部屋という小さな領域も、都市という大きな領域も、建築です。
 そして『領域』の中で、自分以外の「人」や「もの」との『距離』を取っていく。こうして、心地の良い空間を生み出していきます。
 「建築」は、単なる「建物」とは異なり、コンセプトをもとに、その敷地に合う、その人に合う、その行動に合う、唯一無二の空間をつくり出すものです。
 建築学科では、意匠・構造・環境の3つの視点から建築を学びます。高校で習う数学や物理に加え、歴史や地理など社会や文化に関する知識も必要になります。生活のあらゆる面と建築は関わっています。
 空間をつくることに興味のある方は、ぜひ建築学科を目指してみてはいかがでしょうか。

建築学生になるきっかけ

工学専攻建築学プログラム 博士前期課程2年

比嘉 秋野(昭和薬科大学附属高校 卒業)

 私は大学入学までに建築は学んだ事なく、周りに建築に関わっている人もおらず、建築が好き!!とそんな気持ちで入学した人ではありません。お散歩しながら街並みを見るのが好き、SNSで回ってくる建築物の画像を見るのが好き、ただそれだけの理由で建築学科に入学しました。
 建築学科は大学までに建築を勉強している学生はなかなかおらず、ほとんどが初めて建築について学びます。そのため、たくさんの専門分野を勉強し、それと並行して設計を行う建築学生としての生活は、新鮮なものばかりでとても充実しています。特に設計は自由に自分のしたい物を表現でき、とても楽しいです。設計は正解がないため、人それぞれで考えが異なります。先生方や先輩方、そして同期からご意見を頂いたり、仲間と各自のアイディアについて話し合ったりなど、とても勉強になります。また、自分と異なる考えに出会ったり新しい発見に出会う瞬間がワクワクします。専門分野に関してはもちろん、自分の考えを表現する力をとても学べていると感じます。そして、今は内装や家具にも興味があり、とても視野を広げることができました。
 このように、ちょっとした理由で建築学科に入学した私でも、楽しく充実した学生生活が送れています。建築物は日常に溢れているものの一つです。気づけば建築物に目がいってる、街並みを見て回るのが好きだ、そんな瞬間やちょっとした興味はありませんか。もし当てはまる人はぜひ建築学科を目指してみて下さい。

「豊かな感性」を身につけるために

工学専攻建築学プログラム 博士前期課程1年

永田 雄大(熊本県立第二高等学校 卒業)

 鹿児島大学建築学科では、1年生の後期から実際の敷地を使った設計の授業があります。まだ、建築の知識がほとんどない状態での、設計課題は分からないことばかりでとても難しいです。しかし、これからどんな知識が必要なのか、何をしていけば良いのか、自分で感じることができ、モチベーションが上がります。
 わたしが必要だと感じたことは、「豊かな感性」です。もちろん、「豊かな感性」は、机に向かうだけでは身につきません。そこで、わたしは普段から自分の周りの出来事に興味・関心を持つことから始めました。そして、興味・関心を持ったことには積極的にチャレンジするようにしました。
 一つ目は、「くまもとアートポリス巡り」です。友達とドライブで4泊5日かけて約40ヶ所のアートポリス建築を巡りました。熊本出身の私ですが、この旅行に行くと決めるまで、事業の存在すらほとんど知らない状態でした。しかし、興味・関心を持ったことで、知ることができ、自分たちで下調べをし、計画を立て、とても有意義で楽しい経験をすることができました。
 二つ目は、「北欧デザイン巡り」です。友達と、今度は16日間かけて海外の建築やデザイン、文化に触れてきました。ほとんど初めての海外でしたが、ツアーは利用せず、ほとんど自分たちで計画し、無事帰ってくることができました。それだけでも、とても貴重な経験なのですが、海外の文化に直接触れたことは、とても新鮮で、刺激になりました。いますぐにでも、またどこかに行ってみたいと思うほど、お勧めします。
 三つ目は、コンペ(設計競技)です。これも友達と一緒にグループで取り組みました。グループだと、たくさんの意見が出てくるので、喧嘩になる程ぶつかりますが、その分とても深まった作品ができます。さらに、一人だと妥協してしまいそうなことでも、最後まで頑張ることができます。そして、コンペは学外の人に触れるとてもいい機会です。全国から頑張っている人たちが集まってくるので、また一段と頑張ろうと思うことができました。
 他にも、学生組織の運営に携わったり、ワークショップに参加したり、今まで何もしてこなかった自分が嘘のように、意欲的に生活を送れています。
 全て、一緒に頑張ってくれる友達、アドバイスをくださる優しい先輩や先生方のおかげです。鹿児島大学で一緒に建築を勉強してみませんか。

将来のあるべき自分とじっくりと向き合う共通クラス

海洋土木工学プログラム 1年(共通クラスから配属)

辛島 果林(大分東明高校 卒業)

 私が共通クラス(括り枠希望)を志望した理由は二つあります。一つ目は受験生活に追われる高校生の感性ではなく、大学生として自分を見つめ直す猶予の時間をいただけることです。二つ目は大学入学後、実際に各プログラムの授業を受けたのちに、将来自分のあるべき姿と重ね合わせてプログラムを選択できるシステムに魅力を感じたことです。前期は共通クラスとして全プログラムを広く学び、後期ではプログラムを選択し、移籍したプログラムごとに専門の分野を本格的に学びます。高校生の時は、大学紹介の資料を見ただけでは、自分の目標と実際に学ぶ内容に溝が生じる可能性もあります。その点、一年生の前期の時間をいただけるので、従来から興味のある分野はもちろん、大学生になって新たに抱いた目標に沿った分野すら選択することができるのです。
 実際に共通クラス(括り枠希望)に入学した私は、変化していく自分自身の将来像をゆっくりと描くことのできる時間に安心感をおぼえました。すべてのプログラムを見学できることは、自分が今まで触れてこなかった分野についても学び、視野が広がりました。さらに大学入学後に興味が湧いた分野でさえ、最短距離で最適な学びにたどり着くことができる安心感にも包まれたのです。私自身、高校生の頃に興味のあった分野ではなく、大学で新たに学んだ分野に興味がわき、後期からのプログラムを選択するに至りました。
 私は後期に、海洋土木工学プログラムを希望しました。共通クラスとして海洋土木プログラムを見学した際、巨大な「地震・津波室内実験システム」を目の当たりにし、津波の流れを体感できました。年々増える身近な自然災害について学び、防災の一助となる仕事をイメージしたからです。また現在、国立学校法人として海洋土木工学と掲げている唯一のプログラムと知り、最先端の防災知識を身につけ、社会貢献したいと考えたからです。
 私は、「鹿大オケ」というオーケストラのサークルに所属しています。週3回の練習は、学問の妨げになるどころか、新しい仲間たちと集い楽しむ至福の時間となり、私に活力を与えてくれます。工学部には女子が少ないのですが、オーケストラに行くと優しい先輩や趣味の合う同級生がたくさんいます。先輩には公私にわたりアドバイスをいただき、同級生とは情報交換の場にもなり楽しい大学生活を送らせていただいています。