鹿児島という地での勉学
機械工学プログラム 2年
小出 龍之介(東京都 桐朋高校 卒業)
私は将来ロケットの研究開発に携わりたいという夢があり、実現させるべく鹿児島大学へ進学しました。
鹿児島を目指した理由は、射場と研究室です。
種子島と内之浦という2箇所のロケットの射場を有する鹿児島県であれば、より幅広い学びを得ることができると考えました。実際に、肝付町の役場の方々からお話を伺ったり、地元の小学生にロケット製作体験の応援など、座学では得られない実体験を伴う経験をさせていただきました。
2つ目に、私の学びたい内容を研究している研究室があるということです。オープンキャンパスで研究室の展示を見学させていただき雰囲気や研究内容などを知ることができました。さらに、高大接続科目等履修制度を用いて受講した工学概論という講義を受けることで、私の学びたいことと、大学で学べることとのミスマッチがないか確認することもできました。
鹿児島大学に入学後、鹿児島大学を選んで良かったなと思う点が3つあります。
1つ目は、明るい校舎です。鹿児島大学工学部のキャンパスは、理系大学の中でも特に開放的で明るいと言えます。そのため、先輩や同輩もどこか開放的で、難しい課題にあたっても、前向きに取り組み続けることができます。
大学入学後に友人ができるかといった不安もありましたが、入学式当日に話しかけてくれた友人や、学科内で課題や試験勉強を共にする仲間、休みの日に車で遊びに行く友達や釣り仲間など多くの交友関係を持つことができました。ですから、単身で鹿児島に来る受験生の皆さんも心配する必要はないと思います。
2つ目は、総合大学であるという点です。法文学部、水産学部、農学部といった他学部の知人ができました。学部ごとに皆、様々な専門性を持っており日々新しい気付きを得ることができます。
3つ目は、地域との関わりが非常に多いという点です。SATSUMAロケット研究会でのロケット開発を通じて地域の企業様のご指導をただきました。また、鹿児島方言を通じて地域の方から郷土料理を頂くこともありました。このような御縁は鹿児島に来なくては得られぬものであろうと思います。
これから、鹿児島大学へ来る学生へ
鹿児島大学は、日々前向きに取り組める大学であると思います。困ったことがあれば先輩や、同輩、そして何より教授と各事務の方々が助けてくれます。ぜひ、高い志を持って鹿児島へ来て大学生活を謳歌してほしいと思います。
将来を見据えた大学選択を
機械工学プログラム 2年
後藤 凌(兵庫県 兵庫県立大学附属高等学校)
はじめまして。工学部先進工学科機械工学プログラム1年の後藤凌といいます。今回は私が直接経験した、鹿児島大学入学後の生活とお世話になっている部活動についての主に2点についてお話をさせていただこうと思います。
まず初めに生活面についてお話をさせていただきます。工学部のある郡元キャンパスは鹿児島市の中心地近郊に位置するため、必要なものをすぐに手に入れることができ、新幹線や飛行機などの交通の便も充実しているため、生活する上では非常に便利です。ただ、生活しにくいところとして、桜島の火山灰が降り注ぐことや湿度が高いことなどが挙げられます。これらの欠点は環境的な要因によるため、慣れるしかないと思います。しかし、これらの欠点を考慮に入れても他の国公立大学理系学部と比較してもかなり生活しやすいのではないかと思います。
次に、部活動についてお話させていただきます。私は現在、陸上競技部の短短パート(100mや200mなどの短距離の中でも比較的短い距離を専門とするパート)に所属しています。私は高校時代も陸上競技部に所属していましたが、怪我で結果を出せずに引退してしまいました。そのこともあり、大学でも陸上を続けることにしました。自己ベストの記録もまだまだ遅いですが、監督やコーチ、先輩方のご指導のおかげで少しずつ記録が伸びてきています。私の所属する陸上競技部に限らず、他の部活やサークルに所属している私の友人たちも同じように各々の部活やサークルで自身の成長を助けてくださる方々がいらして、とても良い時間を過ごしていると聞いています。自分の興味のある部活やサークルがあれば、ぜひ足を運んでみるといいでしょう。私たちの陸上部に興味を持たれた方がいらっしゃれば、見学や体験などお待ちしております!
以上が私の感じた鹿児島大学での生活と部活動についてのお話です。少し余談になりますが、私は高校を卒業して関西の某大学の経済学部に在籍していましたが、そこでエンジニアを志し、親の許しを得て、某大学を中退・大学再受験でこの大学に通うこととなりました。この記事を読んでいただいている方の多くは受験生やそのご家族の方かと思います。大学に入学し、どの分野の学問を修めるかによって今後の人生が大きく変わるはずです。自分の学びたい学問や将来就きたい職業のことをよくよく考え、学部や学科を選んでほしいと思います。受験生の皆さんは大学受験という長く辛い時期を過ごしているでしょうが、自分の夢を叶えるため、より一層邁進していただければいいなと感じております。最後になりましたが、受験生とそのご家族のご多幸をお祈り申し上げます。